わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

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ワダイビト

6.8  ワダイビト   

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工藤 新史(観光学部2回生)

    コミュニティで多彩な出会い

     

和歌山大学に入学する前、高校生の時は、将来どのような暮らしをしていたいかということを、よく友達と話していました。会社にライフスタイルを拘束されず、自分の好きなことをして、自由に生きたい、そう漠然と思っていました。

そのようなことを考えていた私は、高校生の頃も、友達と旅行をしたり、一人で街なかをぶらぶら歩くのが好きでした。地元芦屋の街中をしばらく歩いていると、昔ながらの商店街や古い木造建築が並ぶ住宅街が見え、時には、古墳に出くわしたりします。

旅行をしているときでも、見知らぬ土地をただただ歩き回り、気に入った景色があれば時間を忘れて見入り、ここでどんな生活ができるのだろうかと思いふけってしまいました。

また、観光地の商店街やホテルなどに行くと、働いている人たちの姿がとても活き活きしていました。私もそんな風になりたい、直観的にそう思って過ごしていました。いつしか、観光地に住み働くことは、自分の好きなことをしながら自由に生きていくことなのではないかと思うようになったのでした。

そうして、「観光=自由な暮らし」と思い始め、そこに近づけるように勉強しようと、和歌山大学の観光学部に入学しました。

     大学に入学してからは、「観光地」に行くということだけではなく、様々な「コミュニティ」に出掛けています。有田の段々畑でみかんを収穫してみたり、大学で政治経済を研究するサークルを立ち上げたり、去年の衆議院選挙では、地域の方々と選挙啓発カフェをしてみたりと、興味のあることはどんなことでもやってみようと活動しています。

このような活動の中で、「コミュニティ」で自由に活き活きと生きている人たちとたくさん出会いました。それぞれの人たちが積み重ねてきた十人十色の「自由な暮らし」を見て、では自分ならどうするのかということ考え、これからも「旅」を続けていきたいと思います。

   


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by mako0491 | 2018-06-14 12:18 | ヒト交差点

和歌山に暮らす外国人妻

6.8付け   

 森 ソルさん(フィリピン出身)

   日本の肝っ玉母さん

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 ソルさんは、来日して35年。フィリピンで生まれ育った年月よりも長くなる。この35年の歴史を聞いた。

 銀行の電話交換手をしていたソルさんが、仕事でフィリピンに来ていたご主人と、知人の紹介で会ったのは、ソルさんが23歳の時。

意気投合した二人は、ご主人が仕事でフィリピンに来るたびに会い続け、ついに19836月、ソルさん29歳の時に結婚、11月に来日した。

 ここからソルさんの日本での奮戦記が始まる。

フィリピンでは、車に乗る時ドアを開けて乗せてくれて後で閉めてくれていたのが、日本に来たとたん、運転席に座ったまま。荷物はほとんど女性が持ち、男性は手ぶら。パーティーなどには夫婦二人で出かけるのに、夫は一人だけで出かける。部屋の中に亡くなった人の写真がずらりと並んでいるのが怖くて眠れなかったこと、またフィリピンではエプロンをつけるのはメイドさんだけで主婦はつけないから、エプロンをつけることに抵抗があったこと等、習慣や価値観の違いに戸惑った。

 

ソルさんは、生花業を手広く営むご主人の会社の仕事をし、教会に行き、子どもやご主人、両親の世話をし、そして家事もこなしてきた。朝5時に起きて、しまい風呂に入って12時に寝るまで目まぐるしく動き回る生活が何年も続いた。その間、両親を見送り二人の息子を立派に育て上げ、家族のために一生懸命に働いてきた。

 今は二人の息子たちも社会人となり独立したので、エステティシャンの資格を取得し、自宅でサロンを開いている。

今では、昔感じた習慣や価値観の違いを感じることも少なくなった。

今日まで頑張ってこられたのはやはりご主人と強くしっかりした絆で結ばれているからだと感じる。穏やかな物腰と口調の中に、芯の強さを秘めたソルさんと話していると日本の肝っ玉母さんが浮かんでくる。現に日本人男性と結婚したフィリピン女性はソルさんを頼ってよく相談に訪れると言う。

ちなみにフィリピンの女性が男性を見るポイントは手と歯だそうで、手でどんな仕事をしているか、歯でどんな家庭で育ったかを推察するらしい。歯が生え変わったころに歯並びを矯正し、ペーストの上に塩を振りかけて歯を磨くらしい。筆者もピカピカ歯を目指してこの塩振り歯磨き法を実践中。(いささか手遅れであるが)

 反対に男性は女性の笑顔を見るそうです。

ソルさんは「今は平気でエプロンをつけてますよ」と白いきれいな歯を見せて、にっこり微笑んでくれた。

(林 多恵子)


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by mako0491 | 2018-06-14 12:08 | ヒト交差点

6.8頭原稿です

人気の農家民宿 はなあそび

外国人客増え、交流に一役

 民宿需要が高まっている。最近では白浜で女性限定の民宿が人気である(3月9日掲載)。今回は場所は三重だが、新宮エリアの農家民宿に行ってきた玉置ひとみさんに寄稿してもらった。

梅取り体験楽しむ

空き部屋の宿泊場所の提供者と宿泊希望者を結ぶサイトAirbnb(エアビーアンドビー)の日本法人が行った、日本でのおもてなし度の高い都市や地域の調査で、新宮市が1位にランキングされた。2位が白馬村、3位が倉敷市とおもてなし度の高い都市が地方に点在している。2007年4月から2018年3月までの1年間の利用顧客データを基に選出されたものだそうだ。

新宮市エリアのAirbnbである農家民宿「はなあそび」(オーナー、矢熊政好・名

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良子さん)へ伺った。三重県の最南端、紀宝町神内にある。今回の調査でも、農家民泊であり地元体験型ということで評価が高かったそうだ。

5月の末、梅取りシーズンという情報を得たので、梅取り体験をした。3ヘクタールの畑に南高梅が植えられている。鈴なりだった。梅ジュースにするためのシロップを作る予定で、青梅だけを選んで取った。

同じく体験に訪れていた人は、梅干しを作る予定だと、赤く熟している梅を取っていた。梅林は、遠く広がる田園風景の中の高台にあるので、景色もよく、この民宿の人気の高さに納得する。

庭には多様な花

こちらの民泊は、4年前、ご主人の完全定年退職を機に始められたそうだ。奥様は花を育てるのが趣味。庭には、多種多様なお花が植えられ、また鉢植えも数えきれないくらいで、庭に整然と並べられている。

ご夫婦とも長年人と関わってきたお仕事だったからか、宿泊施設の少ないこの地域で、宿泊を提供しようと自宅を開放された。基本は素泊まりだが、申し込めば(有料)家庭料理でもてなしてくれる。特に、Airbnbに登録してからは、海外のお客様が増え、国際交流になるとはと、ご夫婦も驚いているようだった。

JR新宮駅まで車で10分。公共交通機関がない地域のため送迎をしてくれる。さらに、近隣の世界遺産や名所旧跡へも案内しているという。田舎の親戚に遊びに来たような温かなもてなしをしてくれる。

郷土料理に舌鼓

梅取り体験をしたこの日も、収穫後、郷土料理の『落花生混ぜご飯』を振舞ってくれた。熊野の混ぜご飯は、酢飯だ。しかし落花生が入っているのは初めて。大人気メニューだそうだ。

宿泊すれば郷土料理の調理や、田植え、稲刈りなどの文字通りの農家体験ができるという。

四季折々の草花と暮らす安らぎをおすそ分け。日常の慌ただしさを忘れられる貴重な時間を一緒に感じてみませんか?花いっぱいの庭でお待ちしています。とコメントをいただいた。


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by mako0491 | 2018-06-14 12:00 | アタマ記事


見た目も中身も磨かないと

満員電車でのこと。そばに座っている女の子が携帯を操作している。ひざの上に置いたヴィトンのバッグとつやつやの茶髪がまぶしい。

携帯の画面がいやがおうでも目に入ってくるのだが、どうやら友達と取ったツーショットの写真を見ている。

そして自分の顔に指でしゅっとなぞっている。すると、彼女の顔が少し小さくなった。次に目の辺りをくるくるとなぞっている。すると、彼女の目が大きくなった。こうして、どんどん写真の中の彼女が美人に修正されていく。

一方で、隣に映る女の子はそのままほったらかし。隣の子よりも私がかわいいといわんばかりに、熱心に修正をしていた。…女は怖い。怖さで疲れがどこかに行ってしまった。

美意識の高い女子は自分をいかにかわいく見せるため、さまざまな手段を使っている。写真修正する携帯アプリは当たり前で、指一本で小顔にできたり、鼻を高くできたり、だれでも簡単に理想の自分に変身できるのだ。

もちろん、その女子の写真を見た男子は「この子かわいいな、会いたいな」と思うのだが、あまりにも違う実物を見て、相当落胆する。「もう女子なんて、いや、もはや人間なんて信じられない」といったところである。

人は見た目が99パーセントとはよく言ったものだが、やりすぎては本当の自分を見てもらうことすらできないのだと思う。こんな時代だからこそ、見た目も中身も磨かないと生き残りは難しい。

(宇都古 舞)
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by mako0491 | 2018-06-14 11:43 | 女の視点