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わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

カテゴリ:絵本この一冊( 74 )


『ぼくのかえりみち』

  

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ひがしちから作 

BL出版 2008年 1404

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)3歳から

(自分で読むには)4歳から大人まで

<あらすじ>

そらくんは小学校からの帰り道、校門の曲がり角で立ち止まり、つぶやきました。

「今日はこの白い線の上を歩いて帰ろう」

コンクリートの車道の外側には白い線が引いてあります。この線はずうっと続いています。

「よし、いくぞ」そらくんは白い線に足をのせると、あるきはじめました。ゆっくりゆっくり……、ゆっくりゆっくり……。

「少しでも油断するとあぶないぞ」白い線から落ちないようにそろりそろりと歩きます。

白い線は畑の横を通ります。ここには誘惑がいっぱい。トンボが眼の前にとまります。みぞっこのザリガニが大きなハサミを動かします。がまん、がまん。「だめだめ、今日はそっちに行けないよ」

畑を抜けると、横断歩道にでました。「せーの」掛け声をかけると、ぽーんぽーんと、跳んで渡りきりました。崖の岩を飛びこえている気分です。

商店街までやってきました。すると、白い線の上に大きな犬が座っています。完全に白い線は塞がれています。さらに、犬はそらくんに気がつくと、のそりと顔を向けました。ドキリ。大きな犬が移動した瞬間、急いで通り抜けました。

ついに、家の近くまでやってきました。さらさらと風が吹いています。鳥も遠くの方で鳴いています。家まであと少しです。ところが、白い線がなくなってしまいました。そらくんは動けません。

そこに白い服を着たお母さんが通りかかります。絶望的だったそらくんの表情がぱぁと明るくなりました。さて、どうやって帰りましょうか?

* * *

昔、横断歩道をジャンプして渡った記憶が蘇りますね。自分で決めた新年の抱負もまじめに楽しみながら、ですね♪

(浦田 ひろみ)


by mako0491 | 2019-02-28 23:01 | 絵本この一冊

12.21えほん

12.21えほん

『ひみつのかんかん』

 花山かずみ作 

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偕成社 2014年 1296

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)5歳から

(自分で読むには)6歳から大人まで 

年末年始に家族が集まる機会があるかもしれません。子供の頃のおばあちゃんの姿、知りたくなりますよ。

<あらすじ>

私にはおじいちゃんとおばあちゃんがいる。時々、私はお母さんとおうちにあそびに行く。そこにひいおばあちゃんがいるんだ。

でも、ひいおばあちゃんとは最初から仲良しではなかった。だって、一緒に遊ばないし、みんなでトランプをするときも見てるだけ。「よく来たねぇ。いくつになったの?」って、いつも同じこと聞いてから飴玉をくれる。そのうちに「ひとやすみ」ってお部屋に帰っちゃうんだ。

ある日、廊下で積み木を並べて遊んでいたら、ビー玉が転がってきた。「おばあちゃんの?」廊下から聞いたけど、聞こえていないみたい。私はひいおばあちゃんの部屋に入った。

ひいおばあちゃんにビー玉を手渡すと、ひいおばあちゃんは大事そうにビー玉を古い缶カンにしまった。聞くと、ひいおばあちゃんの宝物が入っているという。

見せてもらうと、ひいおばあちゃんが小さかった頃の家族写真、タンスの取っ手、金平糖が入っていた小さな瓶、お手玉などが入っていた。

写真は今のひいおばあちゃんとはぜんぜん違う。着物を着て、可愛いリボンをつけている。びっくり。着物もリボンも戦争で燃えてしまったけれど、色もみんな覚えているんだって。他にも小さかった頃の話をたくさん聞いた。お手玉も歌いながらしてくれた。

転がってきたビー玉は飲みたくて仕方がなかったラムネを内緒で飲んだ時のもの。今まで内緒にしていたけれど、私と二人だけの秘密になったんだ。指切りして、一緒にラムネを飲もうと約束したんだ。

おばあちゃんと話がしたくなりますね♪

(浦田ひろみ)


by mako0491 | 2019-01-18 23:10 | 絵本この一冊


『ねえどっち?』

二宮由紀子作 あべ弘士絵

PHP研究所2004年 1296

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

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(読んでもらうには)3歳から

(自分で読むには)5歳から大人まで 

子供の頃に疑問に思っていたこと&不思議に思っていたこと、ってありませんか。

<あらすじ>

ある朝、シマウマのしまこさんが川のそばで朝ごはんを食べていました。そこへ人間の子どもがやってきて、しまこさんに尋ねました。

「ねえ君って白いしま模様のある黒いうま?それとも黒いしま模様のある白いうま?」

しまこさんは答えます。「わからないわ」だって、そんなことは考えたことがなかったからです。

しまこさんは考えます。「黒と白のしま模様があるうまと思っていたんだけど。でも一体どっちかしらね」

しまこさんが考え続けていると、キリンさんがやってきました。しまこさんはキリンさんに尋ねます。

「あらどっちでしょ」キリンさんは驚きます。だって、キリンさんもそんなことは考えたことがなかったからです。

キリンさんは「あたくしなら茶色のまだら模様のある黄色いキリンなんだけど」と、答えます。だけど、心配になりました。「もしかすると黄色の編み目模様のある茶色のキリンだったりして」

その後、クロサイ、茶色や緑色に色が変化するカメレオンが登場します。

あなたはこれらの動物はどちらに思いますか?もしかするともっと別な発見があるかもしれません。

疑問に思って聞いてみたけれど、相手にされなかった、という経験もあるかもしれません。おとなになった今、常識を疑って、考えてみるのも楽しそうですね。

(浦田ひろみ)


by mako0491 | 2019-01-18 22:38 | 絵本この一冊

10.12絵本

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『はしれ、ゴールのむこうまで!

くすのきしげのり著 稲葉卓也絵 

講談社2015年 1512

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)4歳から

(自分で読むには)5歳から大人まで 

<あらすじ>

主人公は小学校1年生のそうたくん。学校の校長先生は毎朝、挨拶する時に名前で読んでくれるし、よく僕たちと一緒に掃除してくれる。いつも元気で笑っている校長先生のいる学校が大好き。

だけど、夏休みが終わって運動会の練習が始まった。綱引き、玉入れ、ダンス、そして……、大嫌いな徒競走。僕はクラスで一番走るのが遅いんだ。徒競走だけ休みたいな。

校長先生が練習を見にきた。「膝を上げて腕をしっかりふるんだよ」でも、みんなに教えてくれるから、みんな同じように早くなって、やっぱり僕が一番遅いんだ。

校長先生と一緒に走ったら、とても速かった。だから、僕は途中で走るのをやめたんだ。「そうたくん、諦めちゃダメだよ」「ゴールはまだ途中だと思って、ゴールのむこうまで走るんだ」校長先生はまたみんなに教えてくれた。

そして、運動会。

あー、嫌な徒競走。わざと転んじゃおうか。ダメだ。わざと転んで言い訳するなんてかっこ悪い。どうしよう。

パーン。僕は一生懸命走った。でも、やっぱり僕はびりだった。もう走るのは嫌だ。でも、僕の気持ちに関係なく、運動会は進んでいく。

「わあー」みんなの歓声で僕は顔を上げた。先生たちの「呼び出し競争」が始まっていた。 

校長先生がこっちに向かって走ってくる。持っているカードは「一年生」。みんなは僕が、私が、と手を上げる。うつむく僕に校長先生は「一緒に走るぞ」。気づいたら僕は手をつなぎ、夢中に走っていた。校長先生が言った「走るぞ。ゴールのむこうまで」

***

作者のあとがきが心にしみます。「苦手を克服するには見守り、励まし、支え、手本を示し一緒に頑張る大人が大切」だと。「子ども達は1/30の存在ではなく、1/1の存在だ」と。私たちは誰も彼もが1/1。大切にしたいですね。

(浦田ひろみ)


by mako0491 | 2018-10-16 15:44 | 絵本この一冊


9.14絵本

『パパとあたしのキャンプ』

鈴木永子絵著 

ひさかたチャイルド 

2009年 1296

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)3歳から

(自分で読むには)5歳から大人まで 

今年の夏は本当に暑かったですね。お出かけしようにもかなりの対策と勇気がいりましたね。そんな時はお家でキャンプ気分を味わいましょう♪

<あらすじ>

今日はあこちゃんとパパがキャンプに行く日です。パパが梅干し入りのおにぎりを握ってくれています。あこちゃんは小さなリュックサックとお気に入りのうさぎのお人形を用意しています。

さあ車で出発です。到着まで山道が続きます。キャンプ場はまだまだです。あこちゃんは少し退屈気味。「パパー、キャンプ場まだあ?おなかすいた」

「じゃあ、おひるにしよう。」ところが、忘れ物です。「ありゃ、おにぎり忘れてきた。せっかく作ったのに。」でも、パパは前向きです。「まっいいか。ソーセージとゆで卵があるしな」

対して、しっかり者のあこちゃん。「あたし、かにパン持ってきた。パパに半分あげる。」

ようやくキャンプ場に着きました。早速、テントを張ります。あこちゃんもテントがお風に煽られないように必死で抑えます。そして、焚き火の薪を一緒に運びます。あとは焚き火をおこすだけ。

ところが、またもやパパが大失敗。火がつかないと焦った途端、あちちちち。親指を少しやけどしてしまいました。あこちゃんはここでも大活躍。ビニール袋に氷を入れてパパの指に当てました。「保育園でドアに手を挟んだとき、先生が氷でこうやってくれたんだよ」

やっとご飯になりました。焼くだけなのに、焚き火の晩御飯は格別です。「パパ、毎日焚き火の晩御飯食べたいな」

次の日は一日中、お魚を捕まえたり、ボートに乗ったりと、のんびり湖で遊びました。昨日の失敗はうそのよう。良い思い出になりました。

(浦田 ひろみ)


by mako0491 | 2018-09-14 10:56 | 絵本この一冊

7.20絵本

7.20絵本

『あのな、これは ひみつやで!

くすのきしげのり著

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かめざわゆうや絵

偕成社 2013年 1404円 

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)3歳から

(自分で読むには)5歳から大人まで 

<あらすじ>

ここはとある幼稚園。教室であすかちゃんがお友達のさわちゃんに小さな声で言いました。(あのな、これはひみつやで!ひろみ先生が結婚するんやで。お母さんが聞いてきたんや)「えーっ!」

「なあ、ぼくにも教えて」と聞いてきたのはしょうたくん。もちろん、さわちゃんは小さな声で伝えます。(あのな、これはひみつやで!ひろみ先生、きれいなおよめさんになるんやで)「ひろみ先生すごーい!」

さて、砂場ではたけるくんがしんいちくんに小さな声で言いました。(あのな、これはひみつやで!ぼくお兄ちゃんになるんやで。もうすぐお母さんに赤ちゃんが生まれるんや)「うわーっ、ええなあ!おめでとう!!」

「なあ、私にも教えて」もちろん、こちらでも(あのな、これはひみつやで!)と少しずつ広がっていきます。

そして、両方を見ていただいきくんはそれぞれに「なあ、ぼくにも教えて」と二人から教えてもらいます。(ひろみ先生が結婚していよめさんになるんやで)「え~」(もうすぐ赤ちゃんが生まれるって、たけるくんが嬉しそうに言ってたよ)「え~っ」

大声を聞き、集まる子どもたち。だいきくんはみんなに小さな声で言いました。(ひろみ先生がたけるくんと結婚するんや。それでもうすぐ赤ちゃんが産まれるんや)

みんなびっくりです。子どもたちはそれぞれ、結婚する旨を先生に、赤ちゃんが産まれる旨をたけるくんに確かめにいきます。もちろん、それぞれ「ほんまや!」

子どもたちの空想は広がります。「日曜日も家でお絵かき教えてもらえるんやろか」「ピーマン食べなさいとか言われへんのかなあ」「ふたりとも幼稚園やめるやろか」「そんなんいやや~」遂に泣き出しました。

さあ、どうなってしまうのでしょう。「ひみつ」。本当に付き合い方が難しいですね。

(浦田ひろみ)


by mako0491 | 2018-07-24 18:06 | 絵本この一冊

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5.11絵本

『えらいこっちゃのようちえん

かさいまり文 ゆーちみえこ絵 

アリス館 2017年 1404

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)3歳から

(自分で読むには)5歳から大人まで 

新学期からもう1ヶ月。GWが過ぎ、新生活の疲れがでていませんか?

<あらすじ>

主人公の僕は今日から幼稚園です。幼稚園のリュックを背負い、水筒をかけ、お母さんと手をつないで、幼稚園の送迎バスを待っています。

バスがやってきました。ひとりで乗らなければなりません。「えらいこっちゃ」いつもお母さんと一緒だったのに。僕は逃げた。でも、先生とお母さんに追いかけられ、バスに乗せられました。

幼稚園に着きました。幼稚園には子ども達がたくさんいます。「えらいこっちゃ」公園には数人しかいなかったのに。

ブロックで遊びたいけど、貸してもらえません。「えらいこっちゃ」家では待たなくても遊べるのに。

トイレは立ちションです。「えらいこっちゃ」家では座ってのんびりできるのに。

滑り台で遊びたくてお外に行ったら、先生が迎えに。今はお絵描きの時間らしい。「えらいこっちゃ」家では好きな時に好きなことができるのに。

外遊びの時間です。「えらいこっちゃ」スモックの前と後ろを間違えた。なおそうとしたらスモックが裏返しになりました。 「えらいこっちゃ」裏がえしを治すのは難しい。いつもはお母さんが手伝ってくれるのに。

お弁当の時間です。気がついたらみんな食べ終わっていた。 

「えらいこっちゃ」先生は大丈夫って言ってくれたけど、泣いてしまった。いつもは元気に食べるのに。

帰りの時間。先生が言った。「明日も待っているよ」「うん」僕の口が勝手に言った。「えらいこっちゃ」

幼稚園バスで家に帰るとお母さんがニコニコ待っています。「がんばったね」そっかあ……僕は頑張ったんだあ。ちょっとだけ泣きそうになった。「明日のお弁当は卵焼きを入れてね」

みんな頑張っていますね。 (浦田ひろみ)


by mako0491 | 2018-05-20 14:37 | 絵本この一冊

4・20絵本

『ぼくらちきゅうじんだいひょう!

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くすのきしげのり作 よしながこうたく絵 

講談社 2015年 1404

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)4歳から

(自分で読むには)5歳から大人まで 

<あらすじ>

僕らは小学1年生。今日は待ちにまった遠足です。

子ども達は赤白の帽子をかぶり正門に整列。出発の時に先生が話しました。「大切なお話をします。」

ゴクリ。子ども達は息を呑みます。「みなさんは『かえで小学校の代表』です。代表のつもりで行動しましょうね」「はいっ!」

さらに続けます。「もし、他の国の人に会ったら、『日本代表』のつもりで行動できるかな」「は、はい」

「それに……。もしかすると、今日は他の星から来た宇宙人が見ているかもしれませんよ。そう考えると、みなさんは『地球人代表』です。」「ぎょえーっ!」


なんかすごい話になってきました。でも、子ども達はわくわく。「ほんまに宇宙人にあったらどうする?」「大きな声で挨拶しようかな」「ちゃんと歩こうな」

子ども達の頭の中では「地球人代表」の自分たちは宇宙服を着ています。顔つきはきりりと賢そう。まちのみんなも自分たちに手を振ります。

公園でお弁当を食べた時も「地球人代表」として、来た時よりもきれいに片付けました。

帰りの時間、雨が降ってきました。みんなで雨宿りをします。その時、車椅子のおじいさんが困っています。「あっ!」数人の子供たちが飛び出しました。「ぼくらにまかせて」


「ほんまにありがとう」「いえいえ、ま、なんたって僕らは『地球人代表』ですから」車椅子を押していたおばあさんが言います。「君たちがいてくれて助かったわ」おじいさんも満面の笑みです。「地球の未来は明るいのぅ」

私達は「地球人代表」。なんだかくすぐったい表現ですね。でも、「~してはいけません」「~しなければならなりません」よりも、キリリとなるし、楽しそうですね♪さて、地球人代表は何しましょ。

(浦田 ひろみ)


by mako0491 | 2018-05-01 22:13 | 絵本この一冊

2.9絵本

『おくりものはナンニモナイ

パトリック・マクドネル著 谷川俊太郎訳 

あすなろ書房 2005年 1296

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

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(読んでもらうには)4歳から

(自分で読むには)6歳から大人まで 

新年早々、セールや福袋の買物で疲れていませんか?絵本でスッキリ致しましょう。

<あらすじ>

犬のムーチは大好きな犬のアールに贈り物をしたくなりました。何をあげれば良いのでしょうか?

アールは食事用のお皿を持っています。ベッドもあります。骨型のガムも持っています。アールは何でも持っているんです。

ムーチは考えました。うんと考えました。「なんでも持っている友達を喜ばせるものってなんだ?」

飼い主のフランクはテレビを見ながら、いつも言います。「見たいものはナンニモナイ」。買い物に行っても「買いたいものはナンニモナイ」。ムーチは思いつきました!「ナンニモナイをあげればいいんだ」

この世界にはいろんなものがいっぱいあるけれど、ナンニモナイはどこにあるのでしょう?

ムーチは買物に出掛けました。売り場には数え切れない程、色々なものがありました。さらに、「セール」「お買い得」に群がる人たち。あっちこっちにある最新式や最新型。でも、ナンニモナイは売っていませんでした。

そこで、ムーチはうちに帰って、いつもの場所で何も探さず、じっとしていました。すると、見つかりました。「ナンニモナイ」が。

ムーチは箱にナンニモナイを詰めました。小さな箱では物足りません。大きな箱に詰め、リボンをかけました。そしてアールにプレゼント。

二人はそのプレゼントのおかげで仲良く窓際に寄り添い、楽しみました。ナンニモナイを。そして雪が降り積もる景色の何もかもを。

ムーチはアールにどんな贈り物をしたのでしょうね。

(浦田ひろみ)


by mako0491 | 2018-02-10 14:19 | 絵本この一冊

11・10掲載分 絵本

『おたすけやたこおばさん

高林 麻里作 

偕成社 2014年 1296

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対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)4歳から

(自分で読むには)5歳から大人まで 

<あらすじ>

海に住んでいるたこの「たこおばさん」はいつも、海から人間たちを見ていました。人間たちは遊んだり、食事したりして楽しそうです。「たこおばさん」は思います。「仲間に入りたいなぁ。」

「たこおばさん」は一大決心をします。そして、ついに、人間の世界に引越しをしました。ところが、町を歩くと、「ぬめぬめしてる。こっちに来ないで欲しい」などの心ない声が聞こえてきました。

「たこおばさん」は悲しくなります。そしてしばらく町に出ることが出来なくなりました。でも、こんなことでくじける訳にはいきません。人間と友だちになりたいんですもの。

「たこおばさん」は考えに考えました。そして、「たこおばさんのお助けや」のチラシを貼ることにしました。怪訝そうな顔で見られても気にしない。気にしない。

最初に連絡があったのは小さな女の子ルルちゃんです。お友達が出来ない、と今にも泣き出しそう。次の日に会うことにしました。

「たこおばさん」はルルちゃんと公園に行きました。公園に着くと、「たこおばさん」はたくさんの手足を使ってルルちゃんと遊びます。他の子ども達も集まってきました。子ども達は「たこおばさん」の手足にぶら下がったり、滑ったりと大喜び。一緒に遊べばもうお友達です。ルルちゃんも笑顔です。

それを見ていた大人たちが「今日はありがとう」「私も電話番号教えて」…と、笑顔で話しかけてきました。

それから「たこおばさん」の電話は鳴り止みません。「六つ子が泣きやまないの。助けて」「部屋の片付けを手伝ってもらえますか」…。たこおばさんのたくさんの手足が大活躍。私達も何かが強みになるかもしれませんね♪

(浦田 ひろみ)


by mako0491 | 2017-11-29 13:57 | 絵本この一冊