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わかやま新報女性面 (月一回金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

「アラ」還が童心に返る





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「生き物いっぱい!棚田復活大作戦!」

「アラ」還が童心に返る


  わかやまNPOセンターの森下和紀(還暦過ぎ)と申します。今年もSAVE JAPANプロジェクトを開催しています。

 SAVE JAPANプロジェクトとは、損害保険ジャパン株式会社様からのご寄附により、全国各地で希少生物種の保護や環境保全活動の一環として取り組む自然体験フィールドプログラムです。環境NPOやNPO支援センターが協働で、市民参加型のプログラムを実施しています。昨年は根来山げんきの森で、オオムラサキの生態を学びました。


  今年は「生き物いっぱい!棚田復活大作戦!」と銘打って、と銘打って、紀美野町中田の棚田(生石高原の山麓)の多様な生き物(特に準絶滅危惧種のアカハライモリ、二ホンヒキガエル、トノサマガエル)の生態を学び、その棲み処となる棚田の環境を整え、観察をおこなうプログラムです。昨年11月に棚田の中の耕作放棄地に入って、小学生、中学生が生き物探しに熱中しました。カマキリ、バッタ、カエルをみつけるたびに歓声をあげて、みんなで見つけた生き物を見せ合うという微笑ましい光景がたくさんありました。中には鹿の糞もあちらこちらに。

  生き物を探す子どもたちの目の輝きが違いますね。見つけた生き物を手に持って、眺めて、どんな生き物を見つけたかをチェックして、元の場所に戻していました。私も小学生の頃、虫かごと虫取り網を持って家の近くの田んぼに行きましたが、その時の自分を思い出していました。1月には、耕作放棄地を田んぼに復活すべく、荒れた土地を掘り返します。掘り返した土の中からどんな生き物が出てくるのか、私も童心に返って子どもたちと一緒に探します。

  棚田が田んぼとして復活すると、いろんな生き物の棲み処になります。裸足で田んぼに入って、子どもたちの歓声が棚田に響く光景が目に浮かびます。この様子は、紀美野町自然環境ネットワークさん、和歌山環境ネットワークさんのHPでアップしていきますので、ご覧ください。

by mako0491 | 2023-02-06 18:38 | オトコの独り言