わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

8月17日付けあたま 岡なづきさん

             サックスでヒトの心癒やす

         ナマ演奏の場増やしたい

                        岡なづきさん

 

 和歌山市内生まれ、市内在住の岡なづきさんはサクソフォーン(以下サックスと略称で言う)奏者。去る6月「和歌山市議会と高雄市議会との友好交流に関する覚書」調印記念レセプション」でも和装で日本国歌と台湾国歌の演奏をし、皆に感銘を与えた。彼女の魅力を伝えたい。

 (中村 聖代)

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 なづきさんは、現在2人の小学生の母親である。病院の事務職に就きながらサックス活動も続けている。幼いころからの母親の影響だと本人は言う。

「結婚や子育ては自分の時間がなくなり、やりたいことができなくなる」と敬遠する声が多い昨今。大変だが、家族の支えがあってはじめて自分自身の人生を歩むことは可能だと訴える。

【楽器との出会い】

 なづきさんの最初の楽器は、小学3年生になってからのピアノだ。「となりのトトロ」が大好きだった彼女は、家にある古いキーボードを使って両手で演奏していた。もちろん独学。

「それほど好きなら習ってみる?」小さな頃からピアノを習う周囲の中で、同じようにする必要がない、と考えていた母親の心を動かしたのだ。

音楽が大好き少女は4年生になると「金管バンド」に入る。花形のトランペットをやりたかった。が、身長が160㎝あったためか、6年生までずっとユーホニウム担当。

中学校の吹奏楽部では今度こそトランペット、と思ったが、やはり希望者多数。昔ジャズバーに勤めていた父親の「サックスがかっこいいよ」の一言でサックスが第二希望となり、高校卒業までの6年間はサックス。

短大に入ると今度はサックスがいっぱいで無理といわれ、トロンボーン担当になる。思い通りにならないのもいい経験だったと振り返る。

【審査員の一言で】

 卒業後市内で就職。2年ほどは楽器から遠ざかっていた。母から「せっかくサックスがあるのだから、吹奏楽団にでも入ったら?」で、和歌山市吹奏楽団に入団。第二の音楽活動が始まる。

 サックスとピアノのクラシックコンテストに県の代表として出場した際、審査員から「あなたの演奏は独特で魅力的。ソロで活動してみては?」といわれたことが心に響き、「オフィストーン」事務所に所属。イベントや結婚式の演奏、小中学校の外部講師や個人指導、慰問活動などを行う。

【なづきさんの思い】

和歌山ではライブハウスはあるものの、一般人が生の演奏に触れる機会が少ないので、もっと生演奏の場を拡げたい。

 芸大・音大出身でなくても、特別に師事されなくても、自分なりの表現はできるし、目の前の人に心を伝えられることを知ってもらいたい。

 県内にも増えつつある児童虐待。母親と胎児に演奏を聴いてもらって、その結果として虐待を防ぎたい。

 次から次へと、なづきさんの熱い思いがほとばしる。

 サックスは人間の声に近い音色を奏でるため、聴く人の落ち着かせ、穏やかにする効果があるらしい。筆者も癒された。

「自分の音を必要とする人がいる限り演奏を続けたい」という彼女は、要請があればどこにでも来てくれる気がする。


by mako0491 | 2018-08-24 11:25 | アタマ記事