挨拶には防犯の効果も
2017年 04月 25日
新生活の大事な要素
新年度がスタートしました。新しい生活を始めた方もたくさんいらっしゃると思います。
そこで、重要になってくるのが「挨拶」新しい人間関係において、よりよいコミュニケーションを進めるために「挨拶」を意識してみましょう。
もともと「挨拶」の「挨(あい)」には、「心を開く」、「拶(さつ)」には、「相手に近づく」という意味があり、まさしく「自分の心を開いて、相手に近づくための行動」それが、「挨拶」なんですね。
「あなたに会えてうれしい」「今日はとてもいい一日ですね」を「初めまして」や「こんにちは(今日は)」などという挨拶言葉で表現しています。挨拶をすることにより、相手の存在を認めて、私は敵ではないということを知らせることができます。相手の承認欲求を満たすことが出来る行動ですね。
私は講義でいつも皆様に考えてもらうのですが、気持ちいのいい挨拶とはどんな挨拶なのか、そんな挨拶を続けていくとどんないいことがあるのか。
グループなどで話し合いをすると、本当にたくさんのメリットがあることを見つけることが出来ます。
気持ちのいい挨拶とは、笑顔で明るい声で、いつでもだれにでも、そして自分から先に、また、挨拶のあとになにか言葉を続けると、さらにコミュニケーションが図れます。また、挨拶にはリスクはありませんし、もちろん何か特別に用意するものもありません。
相手からの印象もよくなり人間関係の構築にも役立ちますし、常識のある人、気持ちのいい人と評価を上げることもできます。
最近は、凶悪な事件もあり、子どもたちに「知らない人から挨拶をされても言葉を返さない」ということもあるようですが、大人たちがしっかり挨拶をしているコミュニティを形成することにより、逆に防犯の効果もあるのではないかと思います。
新生活のスタート、今日から、挨拶をもっともっと意識してみてはいかがでしょうか?
(石川 礼子=ステップワンキャリアスクール マナーコンサルタント)