わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

妊娠と癌のお話

すぐにあきらめず、正しい知識と情報を得よう

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A美:市川海老蔵さんの奥さんである小林麻央さんが進行性の乳がんだと公表してから1年近くなるわね。

B子:あの時はすごくショックを受けたわ。


A美:海老蔵さんも麻央さんもブログを更新して立派ね。

B子:麻央さんは既に子どもが2人いるけど、妊娠しているとわかった時に癌が見つかり、子どもをあきらめた友人がいるの、お気の毒ね。


A美:出産を勧めないお医者さんが多いと聞くけど、すぐにあきらめてはダメよ。そういった人たちでも子どもが産める方法など研究が進められているのよ。

B子:出産、授乳が癌に何か影響を与えるということはないの?


A美:出産や授乳そのものによって癌が進行したり、再発することはないらしいから、その点は安心できるわね。ただ、レントゲンやМRIは、胎児の発育が盛んな妊娠前期には奇形などの原因となるから、安定期に入るまでは行われないことが多いわね。超音波検査や生検などによる細胞診、マンモグラフィなどの検査は行えるようよ。

B子:抗がん剤治療や手術時の麻酔はどうなのかしら?


A美:これも妊娠前期にはダメみたい。それから放射線治療やホルモン療法などは、どの周期でも胎児に悪影響が出るので出産後に行うらしいわ。

B子:妊娠の周期によって、また癌の種類や進行ぐあいによって検査や治療が異なるのね。家族もそうだけど、お医者さんとしっかり相談したいわね。ところで、高齢出産が増えているので乳がんの発生率も高くなっていると聞くけど?


A美:高齢出産には「リスク」ばかりが取りざたされているけど、さまざまなメリットがあるという研究発表もあるのよ。例えば子宮体がんの発生率の低下(米国の国立がん研究所の発表による)。25歳以前の女性を基準にすると、ママになった年齢が30歳だと13%のリスクの低下、40歳だと44%のリスクの低下がある。その他の年齢層でも高齢になるほど子宮体がん発生のリスクの低下がみられたそうよ。また、妊娠中に分泌され続ける「プロゲステロンホルモン」にガン抑制作用があるということも判明しているの。


B子:難しいことはよくわからないけど、妊娠中に癌と分かってもすぐにあきらめるのではなく、正しい知識と情報を得ることが何よりも大切ね。

   (中村 聖代)


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by mako0491 | 2016-11-24 19:28 | 健康ナビ