この秋、何に挑戦します?
2016年 10月 30日
子供に感動与えたい
最近、達成感や感動を味わいましたか?今年はオリンピックやパラリンピックがあったので、感動したという方も多いですよね。そして、運動会や文化発表会などで感動された方もいるかもしれません。
でも、私自身はここ数年、運動会では感動よりも、心配とヒヤヒヤが正直な気持ちでした。組体操の弊害の提言記事を読んでしまったから。せっかくのリレー競技で子ども達が頑張って走る姿に声援を送っていても。
研究者の間では数年前から組体操の安易な実施に問題提起をしています。積極的に発言しているのは名古屋大学の准教授。組体操は事故が多く、2014年では8000件を越え、リスクでしかない、と。最近の子供は体力低下傾向。実際、大人でも組体操を喜んでする方は少ないでしょう。
対して、実施する側はみんなで作りあげることによる達成感や感動、伝統などを訴えています。実際のところ、毎日2~3時間の練習や朝練をして、本番を迎えると、達成感を感じる子や感動して泣き出す子もいるようです。対して、ようやく終わったと苦痛からの開放を喜ぶ子もいます。
子ども達がこれからの時代を生き抜くためには、今までの知識や常識では通用せず、新技術や新たな考え方が必要になってきます。新時代を切り開く子ども達にはやることはたくさんあるでしょう。
さあ、今はちょうど、芸術、文化、運動、読書等などの秋です。私たち大人は子ども達の頑張りに感動するだけではなく、自分自身が頑張ることによって、子ども達に感動を与えたいと思いませんか?この秋、何に挑戦します?
(笠井 ひろみ)