ネット社会でのマナー習得を
2016年 08月 09日
相手を思いやる姿勢養う
社会的・法的責任を自覚
夏休み本番。きっとお出かけのご予定や子供たちの夏休みの計画や宿題でインターネットを使う機会も多くなると思います。イベント情報や旅行の情報などにもインターネットやスマートフォンは大活躍ですね。今回は、インターネットやスマートフォンのマナーについてお伝えしたいと思います。
(ステップワンキャリアスクール 石川 礼子)
まず、声を大にして言いたいのが、インターネットの中も一つの社会であるということを忘れないことです。
顔が見えない、名前がわからないから、何をしても許される、そんなはずはありません。その画面の向こうには、必ず「人・相手」がいます。この情報を見ている人が不快に思ったりするもかもしれません。ちょっとした意見のすれ違いからいわゆる「炎上」することもあります。周りから見ていても大変不快ですし、中には恐怖すら感じるものもあります。
また、4月の熊本地震の際、ライオンが動物園から脱走したなんていう心無い嘘を書き込み、動物園の業務を妨害したと20歳の男性が逮捕されました。全国で初のケースですが、これからは悪質なものは罪に問われることにもなるでしょう。
・信憑性把握を
インターネットではこのような情報を発信・公開してはいけません。
・差別的な情報
・公序良俗に反する情報
・虚偽の情報
・他人の名誉・信用を傷つける恐れがある情報
・他人のプライバシーを侵害する恐れがある情報
・性的な画像や文書
情報の発信や受信には、それによって生じるリスクや社会的責任、法的責任を負うことを常に意識しましょう。情報の信ぴょう性なども、自分でしっかりと把握しなければなりません。
そして、インターネットに一度出してしまった情報は、全て消去することはおそらくできません。個人情報などは、自分のものも大事ですが、他人のものも同じように大切に扱いましょう。
・肖像権意識を
旅行先やイベントで写真を撮ることも多くなりますね。その写真には撮影した人の著作権、また、映っている人の肖像権が存在します。
TwitterやFacebookなどのSNS、ブログなどに無断で使うのは厳禁です。勝手に自分の映っている写真がインターネット上に公開されていたら、いい気分はしませんよね。必ず映っている方に許可をとるか誰かわからないように写真を加工することも必要です。
また、その写真から、自分や相手の居場所がわかってしまうことにも注意しましょう。スマートフォンのGPS機能は、オフにして撮影すること、それだけでなく、撮影している写真のなかにも様々な情報が入ったものも映り込んでいることがあります。よくチェックをしてから使用しましょう。軽い気持ちで行ったことが後から大きなトラブルに発展することもあります。
・著作権の問題も
著作権は、イラストや写真、歌詞やエッセイなどすべての創作物に存在します。ブログなどでよく見かけるのですが、きれいな写真だからといって、素敵な歌詞だからといって、無断で使用すると著作権法違反になります。引用する場合はその引用元の記載が必要であり、利用規約などがある場合はそれをしっかり読んでください。ない場合は著作権者から必ず許可をとることが必要です。
そして、スマートフォン。スマートフォンで情報を検索したり、ゲームをしたり、それもインターネットを利用しています。同様にマナーやルールをしっかり守って使用しましょう。
特に、最近話題のGPSを使ったゲーム、PokemonGO。親子で楽しんだり、楽しくゲームをしているのを見ると、ほほえましくなりますが、一方で歩きスマホや入ってはいけない場所に無断で入ったりとマナー違反もあちこちで見受けられます。せっかくの最新技術を駆使したゲームなのに、使用できなくなったり、規制されたりするとがっかりです。
実は、PokemonGOは歩きスマホをしなくてもいいようになっています。歩きスマホは本当に危険です。事故の原因にもなりますので、絶対におやめください!
・現実の景色の楽しさ
スマートフォンが普及して手軽にインターネットの世界につながることができるようになりました。何かをしながらといったこともよくあるケースですが、やはり節度を持った使い方が必要です。目の前の相手よりもスマートフォンに夢中でトラブルになったり、リアルなコミュニケーションがスマートフォンによって台無しなったりすることも少なくありません。
コンピュータやスマートフォンの画面にばかり依存するのは、目の前の相手に失礼です。そして、いろんな景色をこの目で見たり感じたりするほうがよっぽど楽しいはずです。
メールやLINEのやり取りも便利な反面、様々な弊害も出ています。言葉の行き違いでトラブルになったり、返信が遅い、既読がつかないと不安になったり、コンピュータやスマートフォンを使うのは人間です。機械に使われているわけではありません。
今、自分の相手はどこにあるのか、何が一番大事なのか、それを意識して、そのうえでインターネットやスマートフォンをうまく活用してください。リアルな世界と同様に、いやそれ以上に相手のことを思いやり行動することが大切です。
最後に、インターネットを取り巻くトラブルも数多くなっています。なにかトラブルに巻き込まれたりした場合は、警察や関係機関に必ずご相談ください。インターネットやスマートフォン、上手に活用して、楽しい夏をお過ごし下さい。
社会的・法的責任を自覚
夏休み本番。きっとお出かけのご予定や子供たちの夏休みの計画や宿題でインターネットを使う機会も多くなると思います。イベント情報や旅行の情報などにもインターネットやスマートフォンは大活躍ですね。今回は、インターネットやスマートフォンのマナーについてお伝えしたいと思います。
(ステップワンキャリアスクール 石川 礼子)
まず、声を大にして言いたいのが、インターネットの中も一つの社会であるということを忘れないことです。
顔が見えない、名前がわからないから、何をしても許される、そんなはずはありません。その画面の向こうには、必ず「人・相手」がいます。この情報を見ている人が不快に思ったりするもかもしれません。ちょっとした意見のすれ違いからいわゆる「炎上」することもあります。周りから見ていても大変不快ですし、中には恐怖すら感じるものもあります。
また、4月の熊本地震の際、ライオンが動物園から脱走したなんていう心無い嘘を書き込み、動物園の業務を妨害したと20歳の男性が逮捕されました。全国で初のケースですが、これからは悪質なものは罪に問われることにもなるでしょう。
・信憑性把握を
インターネットではこのような情報を発信・公開してはいけません。
・差別的な情報
・公序良俗に反する情報
・虚偽の情報
・他人の名誉・信用を傷つける恐れがある情報
・他人のプライバシーを侵害する恐れがある情報
・性的な画像や文書
情報の発信や受信には、それによって生じるリスクや社会的責任、法的責任を負うことを常に意識しましょう。情報の信ぴょう性なども、自分でしっかりと把握しなければなりません。
そして、インターネットに一度出してしまった情報は、全て消去することはおそらくできません。個人情報などは、自分のものも大事ですが、他人のものも同じように大切に扱いましょう。
・肖像権意識を
旅行先やイベントで写真を撮ることも多くなりますね。その写真には撮影した人の著作権、また、映っている人の肖像権が存在します。
TwitterやFacebookなどのSNS、ブログなどに無断で使うのは厳禁です。勝手に自分の映っている写真がインターネット上に公開されていたら、いい気分はしませんよね。必ず映っている方に許可をとるか誰かわからないように写真を加工することも必要です。
また、その写真から、自分や相手の居場所がわかってしまうことにも注意しましょう。スマートフォンのGPS機能は、オフにして撮影すること、それだけでなく、撮影している写真のなかにも様々な情報が入ったものも映り込んでいることがあります。よくチェックをしてから使用しましょう。軽い気持ちで行ったことが後から大きなトラブルに発展することもあります。
・著作権の問題も
著作権は、イラストや写真、歌詞やエッセイなどすべての創作物に存在します。ブログなどでよく見かけるのですが、きれいな写真だからといって、素敵な歌詞だからといって、無断で使用すると著作権法違反になります。引用する場合はその引用元の記載が必要であり、利用規約などがある場合はそれをしっかり読んでください。ない場合は著作権者から必ず許可をとることが必要です。
そして、スマートフォン。スマートフォンで情報を検索したり、ゲームをしたり、それもインターネットを利用しています。同様にマナーやルールをしっかり守って使用しましょう。
特に、最近話題のGPSを使ったゲーム、PokemonGO。親子で楽しんだり、楽しくゲームをしているのを見ると、ほほえましくなりますが、一方で歩きスマホや入ってはいけない場所に無断で入ったりとマナー違反もあちこちで見受けられます。せっかくの最新技術を駆使したゲームなのに、使用できなくなったり、規制されたりするとがっかりです。
実は、PokemonGOは歩きスマホをしなくてもいいようになっています。歩きスマホは本当に危険です。事故の原因にもなりますので、絶対におやめください!
・現実の景色の楽しさ
スマートフォンが普及して手軽にインターネットの世界につながることができるようになりました。何かをしながらといったこともよくあるケースですが、やはり節度を持った使い方が必要です。目の前の相手よりもスマートフォンに夢中でトラブルになったり、リアルなコミュニケーションがスマートフォンによって台無しなったりすることも少なくありません。
コンピュータやスマートフォンの画面にばかり依存するのは、目の前の相手に失礼です。そして、いろんな景色をこの目で見たり感じたりするほうがよっぽど楽しいはずです。
メールやLINEのやり取りも便利な反面、様々な弊害も出ています。言葉の行き違いでトラブルになったり、返信が遅い、既読がつかないと不安になったり、コンピュータやスマートフォンを使うのは人間です。機械に使われているわけではありません。
今、自分の相手はどこにあるのか、何が一番大事なのか、それを意識して、そのうえでインターネットやスマートフォンをうまく活用してください。リアルな世界と同様に、いやそれ以上に相手のことを思いやり行動することが大切です。
最後に、インターネットを取り巻くトラブルも数多くなっています。なにかトラブルに巻き込まれたりした場合は、警察や関係機関に必ずご相談ください。インターネットやスマートフォン、上手に活用して、楽しい夏をお過ごし下さい。
by mako0491
| 2016-08-09 22:15
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