わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

『ええところ』

『ええところ』
くすのき しげのり作  ふるしょう ようこ 絵 

学研教育出版 2012年 1404円
http://tinyurl.com/h3va2vv
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対象年齢:年齢に応じて読むことができます。(読んでもらうには)5歳から
(自分で読むには)小学生から大人まで 

 新学期、疲れたこともこの絵本が癒やしてくれますよ。

<あらすじ>
 主人公は小学生のあいちゃん。最近、「私には『ええところ』なんか一つもないって」悩んでいます。
「背は低いし、力も弱い。走るのも遅いし、声も小さい。100点なんて一回もとったことない」

 お友達のともちゃんに思い切って「私のええところ教えて!」と言ってみた。でも、「えーっとなぁ」と長いこと考えて、明日までに考えてくる、と言って帰ってしまった。

 「やっぱり、ええところなんか一つもないんや」と思ったら、少し涙が出てきた。
 次の日、ともちゃんが手を取り、「手が温かいのがええとこや」と教えてくれた。様子に気づいたクラスのみんなも「ほんまや!」「一番温かい」と口々に言ってくれた。とても嬉しくなった。

 早速掃除の後、クラスのお友達の冷たくなった手を握って暖めてあげた。もちろん、ともちゃんにも。ありがとうの心を込めて。

 でも、みんなを暖めていた自分の手は反対に冷たくなっていた。あいちゃんは「ええところがなくなってしもた」と落ち込みます。

 でも、ともちゃんはさすがです。「もっとええところ見つけたよ。みんなの手を一生懸命暖めてくれる優しいのがあいちゃんの一番ええところやと思うわ」と伝えます。もちろんあいちゃんは温かい気持ちになります。

 もちろんあいちゃんは分かっています。「私のええところを一生懸命考えてくれて、見つけてくれるともちゃんが一番優しいんや」。

 あいちゃんは決めます。「私もともちゃんみたいに、他の子のええところ見つけてあげるねん。いっぱい言うてあげるねん」

 私達も心温かくなりますね♪
                      (浦田 ひろみ)
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by mako0491 | 2016-05-30 20:45 | 絵本この一冊