人気ブログランキング | 話題のタグを見る

わかやま新報女性面 (月一回金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

『ぼく、ひとりでいけるよ』

『ぼく、ひとりでいけるよ』

リリアン・ムーア作 ジョーヤ=フィアメンギ絵神宮輝夫 訳 

偕成社 1976年 1080

http://tinyurl.com/j5duqqe


対象年齢:年齢に応じて読むことができます。

(読んでもらうには)4歳から

(自分で読むには)5歳から大人まで 


『ぼく、ひとりでいけるよ』_e0171960_10564327.jpg

あらすじ

明るい満月の日、アライグマの少年が母親から頼み事をされました。「一人で夕ごはんのザリガニを取ってきてもらいたいの。」

 少年は小さいけれど勇敢でした。早速、母親が食べたことがないようなおいしいザリガニを取ろうと、出発しました。

 道順は簡単。小川まで行き、小川にかかっている丸木橋を渡り、向こう岸に行くだけです。

 少年は月の光を頼りに出かけて行きました。大得意で、いい気分でした。ちょっと歩いて、ちょっと走って時々スキップしています。

 まもなく、ヤマアラシおじさんに会いました。おじさんは少年が一人で歩いているのを見てびっくり。少年は大得意で夕ごはんを取りに行くところだと話します。「気をつけて行けよ」

 その後も大スカンク、うさぎに出会います。その度に「怖くなんかないや」と答えました。が、うさぎは小川の中の怖いものの話をします。

 少年は小川に着きました。勇敢でしたが、心の中で、うさぎに出会わなければ良かったと思いました。忘れようと&考えないでおこうと思っても、水の中を覗いてしまいました。「いる!何かがいる!」

 少年は怖がっていると思われなくて、しかめっ面をしました。すると水の中の誰かも…。


 少年はみんなに知恵を借りに戻り、何度も挑戦。「誰の力も借りないでザリガニを取ってきたいんだよ」。しかし、大きな石、長い棒を持って挑んでも、同じです。

 最後は母親に助けを求めました。母親の答えは「笑って渡る」でした。「ほんとに?」。


 母親のアドバイスで、少年はザリガニを取れたのでしょうか。

          (浦田 ひろみ)


by mako0491 | 2016-01-20 15:23 | 絵本この一冊