わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

絵本この一冊ー番外編 


『いいからいいから』で学んだことe0171960_12201822.jpg

 この紀州発をんな情豊局でたくさんの絵本を紹介させてもらっている。その中で大好きな絵本の一つに長谷川義史氏作の『いいからいいから』がある。

 この絵本は「いいからいいから」が口癖のおじいちゃんとその孫のお話。おじいちゃんは突然現れた雷の親子を「いいから、いいから。せっかく来てくださったんじゃ。ゆっくりしてください」と接待する。

 孫のぼくも「ごゆっくり、ごゆっくり」とご飯を一緒に食べ、一緒にお風呂に入る。翌朝、おへそがなくなって、しょんぼりする孫におじいちゃんは「まぁ、いいからいいから」とおおらかに励ます。もちろん、最後には雷親子からお礼と反省の手紙が届き、おへそは返ってくる。と、いう内容。

 今なら、子どもを育み共に成長するありがたさを実感できる。が、当時は仕事を辞め、社会に価値を生み出していないと焦心していた。バスに乗れば気を遣い、交差点で車が来ると子どもに早歩きをさせていた。

 子どもにも良くない生活の中、この絵本は心にしみた。早速、子どもや周りの人にも「いいからいいから」。日常の出来事にも、「いいからいいから」。もちろん、自分自身にも「いいからいいから」。を増やした。

 そして最近、遂に、口癖が「ええわよ」になった。和歌山生まれの和歌山育ちのじいちゃんが私たちに事あるごとに言ってくれる言葉。「ええわよ」。

 最後に長谷川義史さんの言葉を紹介したい。「おこってはいけない。だれかがおこると だれかがまたおこる。それがまただれかにでんせんして なーんもいいことない。せかいをへいわにするほんきのあいことば『いいからいいから』」。

 理不尽な事には怒らなあかん。でも、これからも和歌山言葉で「ええわよええわよ」と、いい続けたい。
                    (浦田 ひろみ)
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by mako0491 | 2015-11-13 12:25 | 絵本この一冊