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わかやま新報女性面 (月一回金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

「みやこひめ御坊日高博覧会(おんぱく)2015」プレイベント

10.16掲載

 10月24日に開幕を控え、御博(おんぱく)プログラムの最終準備が始まっている。今月1日より予約開始、プログラムを提供するパートナーは、参加者に喜んでもらうための準備に余念がない。32のプログラムからプレ開催された2つを紹介する。

・プログラムNo.19「囲炉裏を囲んで落ち鮎を焼いて喰おう」「みやこひめ御坊日高博覧会(おんぱく)2015」プレイベント_e0171960_1754124.jpg

 日高川町のお宿喜作で開催された。このプログラムは、日高川の落ち鮎を五感のすべてを使って味わってもらおうというオリジナルなもの。
 
 まず店内に入ると、中央に据えられた囲炉裏に美しく串打ちされた鮎が目に入る。紀州備長炭の匂い、鮎が焼けるかすかな音。この地域では尾ひれだけに塩をして、身はショウガ醤油で頂く。そしてお重に並べられた小鉢たち。日高川町産のお野菜が彩りよく並べられる。土鍋で炊かれた鮎ご飯の、蓋を開けた瞬間立ち上る湯気。熱々の鮎の味噌汁。

 仕事一筋店主の更井さんの鮎にまつわる楽しいお話と、五感で味わう絶品ランチは何度でも足を運びたくなる。

・プログラムNo.15「産地ならではの贅沢体験。珍しい!これが黒竹だ!」


 日高町は国内唯一の黒竹の産地であり、会場となる金崎竹材店は黒竹林に隣接している。静かで澄んだ空気の中、優しい笑顔の4代目弘昭さんから水分を含ませた黒竹と小刀を受け取る。
「みやこひめ御坊日高博覧会(おんぱく)2015」プレイベント_e0171960_172030.jpg
 この日は竹トンボ制作。ひやりとした広い工場で、指先に集中しながら黙々と黒竹を削る。時々飛ばしてみるが、なかなか高さが出ない。また削る作業、立ちあがり竹トンボを飛ばす。そのうち隣の人と高さを競い合い、羽根の薄さや軸の太さを研究する。

 最後は熊野古道沿い黒竹林の散策、この時期の黒竹は幹が黒く葉が青々と茂り美しい。日々の喧騒を離れて、心が休まる時間を過ごせる。

 御博は、地域の人が当たり前と感じるものをいつもと違う切り口で体験してもらう。御坊日高の魅力を再発見し、自然にあふれ、美味しいものに恵まれたこの地域を心ゆくまで堪能してほしいと願っている。
                                 (平野 未花)
by mako0491 | 2015-10-17 17:07 | TOPIXS