わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

『おかん』

5.29掲載

平田昌広文 平田景絵

2009年 1512円
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・対象年齢:年齢に応じて読むことができます。(読んでもらうには)3歳から
(自分で読むには)5歳から大人まで 

 子どもの関心事のひとつ「今日の晩ごはん」。子どもは何度でも何度でも、聞いてきますよね。そして、自分が子どもの頃も聞いていたはず。そんな日常を親として、そして子どもに戻り、楽しめる絵本です。

<あらすじ>
 母親が昼食の洗い物をしていると、無邪気な息子が台所に現れました。「なあ、おかん。今日の晩ごはん なんや?」

 母親の反応はもちろん「はあ?今、昼、食べたばっかりやろ?なんで晩ごはん、考えなあかんねん」

 やっと洗い物が終わったと思ったら、息子は勝手にテレビを付けて言います。「なあ、おかん。明日、雨、降るんやって」

 家の中が静かになったと思いきや、息子は冷蔵庫から豆腐を取り出し「なあ、おかん。豆腐に砂糖入れたらプリンになる?」

 おかんは答えます。「なるわけないやろ。プリンは牛乳と卵。用もないのに冷蔵庫開けんといて」でも、まだまだ子どもと思っていても、息子は自分の領域はある模様。「あっ、おかん。グローブ勝手に触ったやろ!」「なにゆうてんねん!出しっぱなしにしとるからおかんがしまったんやろうが」。

 言い合いになっても、息子はおかん大好き。行くとこ行くとこ着いてくる。「なあ、おかん」「なんや?」「なあ、おかん」「だから、なんや?」「呼んだだけや」。「まったく・・・・・・」と言いながらも、おかんは笑顔でしゃあないな。

 床に散らかるクレヨン、本棚の裏に隠されたダンゴムシ、大事と書いた箱に入れられているガラクタ・・・隅々まで懐かしの子ども時代。

 せりふはネイティブ関西人の方々に関西弁の指導を受けて作成されたとか。自分の出身地の方言に変えてみれば、さらに楽しめそうですね♪。
                                (浦田 ひろみ)
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by mako0491 | 2015-06-01 09:02 | 絵本この一冊