わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

仕事と家庭の両立目指したい

12.5日掲載

営業の経験糧にして

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 警備分野の会社に総合職で入社したのは9年前。営業部に配属され、2か月程の研修を受け、営業をスタートした。 

 同僚と2人1組になり商店街の一角を訪問して歩いた。数件、応じてくれる所があったが会社名を告げると「うちは結構です」とすぐに断られた。何件も続くと自分を否定されたように感じ、足取りも重くなる。

 数か月が過ぎても、自力では契約が取れずプレッシャーで体調を崩す事もあった。上司にこう言われた。「営業は話すのがうまい下手は関係ない。お客さんの気持ちになって考えなさい。自分だったらどうしてほしい?真剣に考えなさい」

 人生経験の少ない私は、年齢も性別も育った環境も違う相手の事をいくら考えても分からなかった。ただ、話を聞くだけだった。「子供を持つ主婦の気持ちは?」「相手はこう言ったが、本心は違うのではないか…?」自分と置き換え、少しずつ相手の気持ちに寄り添えるようになった。

 あるお客さんに「○○さんは話しやすいし、安心できる。営業に向いていると思うよ」と言われた時は、本当に嬉しかった。「こうやって信頼関係が出来ていくのか」自信になった。

 入社してから今年で10年目。2年前に結婚し、今は内勤がメインの部署にいる。営業の経験は今も私の大切な糧になっている。

 入社してすぐは会社を辞めたいと思ったが、今は会社のお陰で成長させてもらえたと実感している。今の目標は、仕事と家庭の両立。同僚や支えてくれる人に感謝しながら夫と穏やかに暮らしたい。会社に必要とされる人間になるよう、日々精進したい。

                                          (下田 登志子)
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by mako0491 | 2014-12-06 12:12 | ワクワクWоRK