わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

椿温泉、道の駅の湯も人気

11.21日掲載

 まとわり付く感じの泉質、そして美人湯

 白浜温泉を通り越して、国道42号線を南下する。e0171960_21293479.jpg

 田辺から勝浦までの海沿いは大辺路(おおへち)と呼ばれ、ここを通って那智詣のルートとなっていたという。円月島、富田の富田坂の石道などは必見。あちこちの旧跡を訪ねるのも大辺路の魅力だろう。

 雄大な太平洋をながめながらのドライブは気分爽快。そんな道路際に椿温泉がある。道の駅ができ、足湯が人気と言うから行ってみようと思い立った。

 室内の温泉は泉質がトロンとまつわり付くような湯で、またしても美人湯と言うからマグマ大使としてはゆっくり楽しみたい。坪庭には椿の木が植えられている。椿温泉の名は椿が多いから名付けられたのだろう。

 平日とあり客人ゼロの湯船は湯口からの音が静寂のなかでさらに静けさを感じた。足湯は無料と言うからか、ライダーや若いお嬢さんが素敵な足をつけて遊んでいた=写真。

 駐車場には温泉の湯を販売するコーナー、喫茶店、エコカーに充電するチャージコーナがあったりで新しい道の駅のあり方を学習できる。 

 散策には「俳句の小道」があり高台に上ると、太平洋が眼下に広がる。

 野分まえの空は灰色だが、濃密な色の椿の葉、青を含んだ雲の流れ、黒々と横たわる広い海、この美しい風景を等伯ならどう絵に表現するのだろか、芭蕉はどう俳句に読むのだろうかと見上げていると、鴨がカギ型に編隊を組み整然と南にとんでいった。

 温泉と美味しい南紀の海の幸を堪能し、暮れ行く海をながめていると漁船が灯をつけて出港していく。

 とっぷりっと暮れた漆黒の海に漁火が揺れ動き、さながら平家物語の御座船のごとくならんでいた。

 「露天湯や雁のかぎ型しかとあり 炎弥子」

                                     (岡本 炎弥子)
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by mako0491 | 2014-11-19 21:35 | 温泉巡り