わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

絵本 ママ!

『ママ!』
キム・フォップス・オーカソン作 高畠那生絵 枇谷玲子訳 

ひさかたチャイルド2011年 1728円
http://tinyurl.com/l3vw6kp
e0171960_15534480.jpg
対象年齢:年齢に応じて読むことができます。
(読んでもらうには)5歳から
(自分で読むには)小学生から大人まで 

 成長に伴い、服装・行動に対する目が厳しくなってきた娘。主人公の思いにぎくりぎくりしながらも、あたたかい気持ちになりました。でも、甘えすぎは厳禁です。

 <あらすじ>
 僕のママは太っているんだ。友達のアントンやヨハンのママと比べ物にならないくらい、象みたいに太っている。本当にすごいんだ。

 夕ご飯はものすごい勢いで食べる。だから時々、僕は「たまにはにんじんでも食べたら?」と提案する。にんじんはダイエットにいいみたいだから。

 でも、ママは「私はウサギじゃないのよ」って、笑って僕のほっぺたを優しくなでる。

 外では大変なんだ。バスに乗る時は恥ずかしくて仕方がない。座席を一人で占領するから。
 
 さらに、食べ物やさんのそばを通ると、必ず買い物をする。「フランクフルトを3本。ホットドックを6本ね。坊やもいる?」みんながじろじろ見る。僕は靴先を見つめて、「いらない」。

 もっと憂鬱なのは学校での保護者会。みんなきれいし、話し方も上品。なのに、ママは欲張ってケーキを10個も食べてしまった。

 次の日、僕はうちに帰らなかった。引越ししてきたお隣さんのところに行ったんだ。上品な巻き毛をしたおしとやかそうなお隣さん。「ママと呼ぶなら」と受け入れてくれた。

 「やったー!」 こんな綺麗な人とバスに乗ったり、保護者会に行ったりできたらどんなに良いだろう。

 だけど、、、
 絵本を読んでも読んでも、ママの顔は出てきません。どうなることかとドキドキし、安心したところで素顔が登場。素敵ですよ。

                      (浦田 ひろみ)
[PR]
by mako0491 | 2014-09-10 15:55 | 絵本この一冊