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わかやま新報女性面 (月一回金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

足育に全力ーー山本さん


健康な足、子供の時期が大事

山本美保子さんは、日本足育協会副理事であり、「Graciasグラシアス」を主宰する。足は体の土台であり、体のすべてを支えている大切なもの。足に合った正しい靴を正しく履き、足本来の機能を育て正しく歩くことで、健康な体を育む。これが「足育」(あしいく)の考えである。美保子さんは昨年和歌山放送ラジオ「Honda Dream Navi」に出演し、今年4月からはラヂオ岸和田子育て支援ラヂオ「しあわせのレシピ」にゲスト出演、「足育」の普及に力を注ぐ。健康な足で快適に暮らすためには、子どもの時期がとても大切だという。私たちも、もう少し「足育」について勉強してみたい。
  (中村 聖代)





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【足育の重要性】
 「お父さん、お母さんが正しい知識を持つことが大切です。足育は、赤ちゃんが初めて履く靴(ファーストシューズ)を選ぶ時から始まります」と山本さんは言う。
 
小さい頃は、最も身近な存在である親の立ち姿勢や歩き方などを見本にして、子どもたちは立ち上がり、やがて歩くようになる。見本となる親の姿勢や歩き方に癖がある場合、子どもたちも同じような姿勢や歩き方を身につけてしまう。

 また、足が成長過程にある時期に足のトラブルの原因を作ってしまうと、状態が悪くなった場合、体の健康も崩れてくる。幼少期の足や靴への取り組みが、その後の人生に影響を及ぼすこともあるということだ。

【元気で健康な足に】
 健康な足に育てるには、次の3つの要素が大切だ。
・足に合った靴を正しく履く。
・足をケアし、鍛える。
・正しく歩く。
 こうしたことを学び実践することにより、親は、子どもの靴選びに迷わなくなる。

子どもたちは、
・姿勢が良くなる
・集中力がつく
・頭の回転が良くなる
・運動神経が良くなる     
など、活発で利発な子に育つのだという。

欧米では靴に対する意識が高く、親が子に幼いうちから靴や足、歩き方についてきちんと教え、小学校で指導している国もある。

それに引き換えそうした意識がまだまだ低い日本では、ほとんどの親が正しい知識を持っていないため、子どもたちに教えることができない。

「親の足や靴への関心の低さ、知識不足などが原因で、外反母趾や浮指はもとより、猫背や反り腰などになることもあります」。

「内臓にも影響が及びますし、呼吸が浅くなることで脳にも十分な酸素が行き渡らず集中力にも関係してきます。足元だけの問題ではなく、体や心、脳の発達にも影響してくるということに気付いてほしい」。
「手遅れにならないうちに、たくさんの愛と知識を子ども達に伝えてあげてください」と訴える。

【数々の資格】
 山本さんは、10歳の頃大病を患った。幸い命は取り留めたものの目に後遺症が残り、その後も通院生活が長く続いた。24歳で結婚したが、翌年に別の珍しい病気に罹患し入院生活を送る。  

一人息子を出産するも5年後再発し、また3か月の入院。現在も通院生活が続いている。こうした間に様々な資格を取得した。

ウォーキングインストラクター・ベビーマッサージティーチャー・秘書検定・和のマナー講師・ブライダルマナーインストラクター・AFT1級色彩コーディ等など。
 
資格を活かして様々な講師をする。そのひとつであるウォーキングレッスンをするうち、「足育」に出会った。
「ただ美しく歩く方法だけではダメだ。『足育』の普及こそが自分の使命なんだ」と気付いたのだった。
「メガネは自分に合ったものを掛けますよね。無造作に靴のお下がりを履かせたり、すぐに合わなくなるからと
大き目の靴を履かせるのは一番避けてほしいことです」。

【美保子さんの日常】
 幼いころから病院通いが当たり前の生活だった美保子さん。そうした経験から学んだことは「両親や夫の限りない愛情」と「生かされている」という意識。そして「どんな小さなことにも感謝する気持ち」で日々を送っている。彼女の今後の活躍に期待するとともに、私達も「足育」について意識を高めていきたい。

・参考URL
http://ameblo.jp/gracias-mi6月20日付
by mako0491 | 2014-06-18 12:58 | アタマ記事