わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

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石井敦子・和医大講師に聞く

看護系学部・学科 
3.3大学に1校

「死の質」考えることが大事


 和歌山県立医科大学の保健看護学部で講師として教鞭をとる石井敦子氏。今回、NPО関連の会で「教育と医療の時代変化」を話してもらった。ポイントは①大学の看護系学部・学科の増えている理由②疾病構造の変化③「クォリティ・オブ・デス」を考えることも大事ーーなどである。
(中村 聖代)
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【女子教育の発展】
 NHK連続TV小説「あさが来た」の番組が今週末で終了する。女子に教育は不要、男尊女卑の考え方が最近まである。女子教育の重要性を訴え、女子行員の採用や、女子大学の設立に尽力したのが廣岡浅子(あささん)であった。
 
 少子化を迎え、大学全入時代に突入した受験生たち、選ばなければどこの大学にも入学できるようになった。男子はもとより、女子も4年制大学に通うのが普通になった時代と言える。
 
 ひと昔前は看護師になるには、専門学校に行くのが普通だったが、大学の看護系学部・学科がこの20年で約20倍に増えた。学生募集を行っている日本の大学数は758大学、そのうち看護学科のある大学数は228大学、なんと3・3大学に1校の割合である。「女性のキャリア意識と資格志向の高まりがあるのでしょう」

【死亡の原因・場所など】
 大学の事情だけでなく、医療事情も変化している。医療の進歩によって、罹患した患者の生存率が格段に上がっている。ご存じの通り、日本は超高齢化社会に入り、2025年には団塊の世代が、後期高齢75歳以上になり、2039年には年間167万人が死亡するいわゆる多死社会を迎える。約8割の患者が病院で死を迎えるという日本の現状では、数的にも圧倒的に足りない。

【死因別死亡数の割合】
 平成26年度の死因別死亡数(別表)によると、約3割が悪性新生物つまりがんで、次に心疾患、肺炎と続いている。3番目の肺炎は、老化が原因となる誤燕性肺炎によるものがほとんどである。
 
 西洋医学の父ヒポクラテスによる「患者の死を考える医学はありえない」との教えもあり、死がタブー化され、生きている時間が長いことに意義があるとする医療者もいるという。だが、石井さんは大切なのは死の質だと考えている。
 
 私たちのほとんどは、「少しでも延命できるように、あらゆる医療をしてほしい」、というより、「延命のみを目的とした医療は行わず、自然に任せてほしい」、と考えている。ところが、実際は、家族がご飯を食べられなくなった、となれば病院へ連れて行き、チューブをさしたりしている。「自然に任せる」という意味を本当に考えているのかというところに疑問が残る。
 
 石井さんは続ける。「がんはある程度余命が測れるが、残りの3分の2の非がんによる死は予測できない」。大切なのは死とどう向き合うか。クオリティ・オブ・ライフ(QOL)という考え方から発展してクオリティ・オブ・デス(QOD)について考えることも大切なのではないでしょうか?」
 
 私たちの人生とは、死へ向かう道を歩むことに他ならない。自分の人生の終着点である死の時について考えることは、どう生きるかを考えることと同義でもある。

【理想の亡くなり方】
 例えば、
・最期の日にあなたがいる場所はどこでしょうか?
・最後の食事で何を食べましたか?
・亡くなる時の季節は?
・亡くなる時に、あなたの周囲にはどのような人が集まっていますか?
・最後に声をかけてくれる人は誰だと思いますか?
・謝っておきたい人はいますか?

ーーなどなど、質問項目はまだまだ沢山ある。こうした「理想と思える亡くなり方」を迎えられるような生き方をしているか。そのために何をすべきか?何が必要で何が不要かを考えていくことにしたい。

・NHK朝の連続TV小説
「あさが来た」・

 ヒロインあさのモデルは、実業家・教育者・社会運動家廣岡浅子。江戸時代後期1849年生まれ、ペンネームは九転十起生(きゅうてんじっきせい)。日本初の女子高等教育機関(日本女子大学校)の創立にも携わる。
 
 女性が社会で活躍するのが難しかった明治初期から大正の時代に活躍、女傑・女実業家として高い評価を受けた。半面、そうした強い女性像が一般的でなかった当時は狂人扱いされてしまうこともあったらしい。
 
※ドラマでは姉はつの家族も並行して語られ、舞台となるのは有田のみかん山。和歌山弁がふんだんに出てくる。東京と大阪の洋風な街並みとしてポルトヨーロッパがロケ地に使われた。
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by mako0491 | 2016-03-31 11:13 | アタマ記事
優糖星、このミニトマト味良く、和歌山産
 
 食品に産地表示が義務付けられて、とにかく○○産表示は生鮮食料品売り場にあふれています。

 百貨店地下の食料品売場では、高品質で高価格なものばかり。先日、東京・渋谷の百貨店地下の食料品売場で岐阜県産の豚肉が高価格で陳列していた時には、思わず写メして母に送信。そして、願ったのです。売れ残りませんように、売れて次も取扱ありますように、と。

 優糖星、このネーミング、野菜の品種ですが、御存知ですか? 楽天の本社がある東京都世田谷区の二子玉川にある高級スーパーで見つけました。素敵な名前~、と産地表示を見て、小躍りしました。和歌山県産、ミニトマト。糖度8以上。値段も並み居るミニトマトの全国区と肩を並べていました。

 そして、白菜も和歌山県産。なんだかここのスーパー、仕入れ担当者が和歌山出身か関係者ではないかと思うほど。近隣スーパーでは白菜は関東のものが並んでいましたから。

 地方の財源確保策の一つとして、ふるさと納税に注目が集まっています。納税者からすると、お礼の品が目当てでの納税もあります。お礼の品によって特産品を知る、町を知る絶好の機会でもあります。

 テレビの影響で、宮崎県の綾町は綾牛という返礼品に殺到しました。テレビを見てすぐに手続した私は、待ちましたがぎりぎり間に合い、綾牛を手にすることができました。

 もっと身近にできること、ないかなと思いめぐらせ、思いつきました。見つけた和歌山県産を購入する、またその店が和歌山産を仕入れる、産地を応援策にきっとなる。そう信じています。懐に余裕があれば、優糖星も
 白菜も商品全部買い占めたい!
 頑張れ、和歌山!!
                            (田中 麻衣子)
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by mako0491 | 2016-03-31 09:50 | 女の視点
ラ・ガーランド作 まきふみえ訳 

福音館書店 2010年 1512円e0171960_9365625.jpg
http://tinyurl.com/zhwe22o

対象年齢:年齢に応じて読むことができます。(読んでもらうには)4歳から
(自分で読むには) 5歳から大人まで 

 少しずつ寒さも和らいできました。春はガーデニングにピッタリの時期です。まず、絵本の中で体験してみませんか?

 <あらすじ>
 少年のエディは庭に自分の畑を作りたくなりました。母親にお願いすると「すてきね」と賛同してくれました。
早速、妹と3人で買い物にでかけました。購入したのは色々な種、ふかふかの土、植木鉢。

 庭は雑草だらけです。まず、雑草を抜き、庭を掘り起こしました。そして、掘り起こした土と購入した土を混ぜ、平らにしました。

 そこに、えんどう豆を植えます。植木鉢なら簡単です。土を入れ、種を蒔くだけ。ブロッコリー、とうもろこし、人参、ひまわり、キンセンカを植えました。

 雨の日と晴れの日を繰り返し、ようやく発芽。芽が出るとやる気も上がります。エディはさらに一生懸命に水やりと草取りを頑張りました。植木鉢の成長した苗を庭の畑に植え替えると、更に大きくなっていきます。遊びに来たおじいちゃんもびっくり仰天。「こりゃすごいぞ」

 おじいちゃんとエディは二人で畑を歩きました。おじいちゃんはなめくじを発見。なめくじは夜に野菜を食べるそうです。エディは母親となめくじをつかまえました。これで、一安心。

 ついに、収穫の時を迎えました。朝に収穫した野菜を使って、お昼はお庭でピクニックです。

 手間はかかりますが、最後のピクニックはとても気持ちよさそう。絵本の最後には野菜の育て方の解説付き。畑がなくてもプランターで栽培できるものも多数あります。気に入ったものを植えてみたくなりますよ。
                      (浦田 ひろみ)
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by mako0491 | 2016-03-31 09:38 | 絵本この一冊

足育推進プロジェクト

足のトラブル、体全体に悪影響

 食育は知っているけれど、足育は何?という方が多いと思います。昨年、和歌山市に「わかやま足育推進プロジェクト」という団体を立ち上げまして、足育の体験会、足育フェスタを開催しています。
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 立ち上げた時、家内から、「お父さん、今まで子どもの足をじっくり見たことあるの?」「子どもの靴を買ったことあるの?」とダメ出しされて「・・・」。だからこそ、お父さんたちに子どもさんの足を見ていただきたいのです。

 さてその足育とは、靴・足・歩き方の正しい知識を持って、足本来の機能を取り戻した理想的な足を育てることです。足育によって正しい姿勢、歩き方を身につければ、子どもの成長過程で、より健康な身体の土台が作ることができます。最近、子どもたちの足が危ないという話を耳にします。歩き方、姿勢が大きく影響しています。

 現代の子どもが起こす足のトラブルには、大人と同じです。外反母趾、浮き指、偏平足といったトラブルです。アスファルトの道路、外遊びの減少など子ども達を取り巻く環境の変化で、年々子どもの足のトラブルは増えてきています。足の変形が膝、腰、背骨の歪みに繋がり自律神経にまで支障をきたし、身体の不調を訴えるお子さんが増えてきているのです。

 こうしたトラブルを放っておくと、足だけにとどまらず、子どもの身体全体に悪影響を及ぼしてしまいます。

 私が子どもの頃は、テレビゲームもスマホももちろんない世代。遊びは、草野球、ドッジボール、探検ごっこで外を走り回ること。これで身体の体幹を鍛えて来たのだと思っています。

 さあ、お父さんの出番です。子どもさんと一緒に裸足になって、足の指でじゃんけんしたり、足の指でビー玉を挟んで運んだり、立って腕の手押し相撲をしたりしてみましょう。スキンシップと子どもさんの足の状態の把握の一石二鳥です。「わかやま足育推進プロジェクト」は、その機会作りのお手伝いをしていきます。
                     (森下 和紀)
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by mako0491 | 2016-03-31 09:29 | TOPIXS

家づくり・食育で活躍

主婦パワー2つのケース
 夫婦で営む工務店の店長兼ライフアドバイザー白木光恵さん。和歌山市内に店舗を構え、県内のあちらこちらに建てた「はなまるの家」は、住人達をとても幸せにしている。もう一人、食育活動を続ける栄養士の三國和美さんは地域の作物を使った食材をモチーフに、親子クッキングなどを指導。今回は2人のお母さんに登場してもらった。
   (中村 聖代)

健康住宅、手作り感に人気

     白木光恵さんe0171960_122255.jpg

・木楽なわが家
 「身体にやさしい健康住宅を適正価格で建てる」というコンセプトのもと、天然無垢材にこだわった家づくりをする地元の工務店、それがはなまるハウジング白木工務店だ。

 家を建てるのはもちろん、土地探しから始まり、住宅ローンや保険の事まで、家を建てた後の生活のこともトータルに考えて、家づくりの提案をしている。

・スタッフ全員女性
  この工務店の特徴は、営業マンが一人もいないこと。店内のスタッフが全員女性だということだ。

  営業マンのかわりに光恵さんの夫である設計担当の社長がすべて説明を行う。アドバイザーは宅地建物取引責任者の資格を持つ店長の光恵さんだ。他には施工後、定期的に顧客の家を訪問する女性スタッフと事務方の女性スタッフがいるだけである。女性ならではの目線で家づくりのお手伝いをする、まさに手作りのあたたかな会社という空気が感じられる。
 
 多くの顧客がどうしてここまでこの工務店を選んでよかったと満足し、幸せになれるのだろうか?それは夫である社長の人柄もさることながら、光恵さんによることが多いのではないか。

・母の支え大きく
 光恵さんは6年前に父親を亡くし、母親は15年以上も長患いの末、3年前に亡くなった。「介護の仕事をしていた兄がいてくれたので安心できた」と光恵さんは話すが、覚悟していたとはいえ母親を亡くすという事実は当人に耐えがたい。

 3人の子育てをしながら仕事を続ける光恵さんを、心で支えていたのは母親である。「自分の帰るところがなくなってしまったような気がしました」。若くして両親を失った彼女だからこそ、人に寄り添うことができるのだろう。

  「どうしてこんな目に」と思う経験は誰にでもあるが、それを糧にして大きく成長するのが人間だ。今後も彼女たちの建てる家が和歌山にどんどん増えていくことは間違いない。

親子クッキングなど開催
    三國和美さんe0171960_1223997.jpg

・お母ちゃんの思いから
 「栄養士グループNAGA」は平成元年にできた。合併前の那賀郡に住む栄養士の資格を持つ女性たちが、「子どもたちに健康を贈ろう」というコンセプトのもと、子育てをしながら自分たちでできることをしたいと結成した。
 
 三國和美さんは当初からのメンバーで、現在は5代目の会長である。
 
・さまざまなイベント
 毎年秋に開催される「紀の川市食育フェア」や「紀州根来かくばん祭り」等の地域のイベントに参加し、研修会なども開催する。「おとなも子どもも食育!」をモットーに各世代に向け食の大切さや楽しさを伝えたいと活動している。食全般についての講座など要望があればご依頼くださいとのこと。和美さん自身は紀の川市食育推進会議の会長でもある。
 
 「親子クッキング」では子どもたちが作った料理を親もいっしょに食べる。紀の川市各地で開催し、9年になる。保育園の園児に包丁の持ち方から指導する。和美さんの2人の息子も幼少時から料理の楽しさを覚え、育メンになっている。

  子どもだけが対象の「きっずクッキング」や男性料理教室も開催する。 「食は生きる基本。自分にとって何が必要かを自身で気付くことが大切。小さな頃からの経験が一番です」。と和美さんは言う。
 
・今後の課題は
 食育ペープサートや牛乳パックシアター、紀の川市の少年少女発明クラブで食の実験をしたり、活動は幅広いが、やはり後継者が少ないのが悩みの種だ。ボランティアの部分が大きいのでメシの種にする仕事にはなりにくく、好きでなければできない。

  それでも地元で離乳食の相談を受けた赤ちゃんが、今度は親になって子どもを保育園に連れてきたりすると、年月の経過を知るとともに、やりがいを感じるという。
 
 あと2年で30周年を迎える。会長の席も次の方にバトンタッチする時期だ。「今まではサポートが主体でしたが、NAGAグループが表にたったイベントを主催したい」と抱負を語る。
 
 これからも活動を続ける和美さんは、作って食べるのが大好きな元気なおかあちゃんだ。
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by mako0491 | 2016-03-17 11:52 | アタマ記事
スコットランド人との小さな交流

 ある事がきっかけで、海が見えるログハウスカフェを白浜で始めて12年を迎えました。大阪から誰一人知る人もいない土地で週末3日間、冬季は4ヶ月間休みの営業スタイルは、当初、地元の方達が、びっくりしていました。e0171960_10442416.jpg

 でも、こうして続けていられるのは、沢山のお客様との出会いとエピソードが誕生しているからだと思っています。

 観光地でもある白浜でのカフェ営業は、旅の想い出を作れる一つとして、接客することを一番心がけています。

 そんな思いを込めて、日々、奮闘している内に、よそ者扱いされていた私が、いつの間にか、すっかり地元の方の憩いの場所としても利用されるようになりました。そんな「カフェペトラの里」での出来事で心に残るエピソードを取り上げてみました。

 ある日、急に降り出した雨にびしょ濡れになって駆け込んで来られた外国のカップルのお客様。びしょ濡れになっていましたので、タオルを差し出して、濡れた服は別の場所へ掛けました。雨が止むまで、店内でゆっくりお茶をされましたが・・雨は止みません。夕方、雨の中、帰られる時に、お二人に「プリーズ}」と言って傘をお渡しました。お二人は、仲良く合い合い傘で帰られました。

 翌朝、民宿の店主が訪ねに来られ、昨日のスコットランドのお客様がこちらに大変お世話になったので、帰る時に、渡して欲しいと預かりましたと、傘と袋を手渡されました。

 その袋の中には、お二人がおそらく愛用されているイギリスの紅茶でした。よく見ると、そのパッケージには英語で「サンキューベリーマッチ」と、お二人の名前と傘の絵が描かれていました。

 まさか、戻って来るとは思わなかった傘。そして、その紅茶は、10年前からずっと冷蔵庫に保管しています。

 そして、ペトラで出会った地元の方が結婚したり、プロポーズの場所になったり、有名な切り絵師になるきっかけになったり・・・今年もいろんな出会いを楽しみにペトラは開店します。
                        (西川 福美)
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by mako0491 | 2016-03-17 10:49 | ヒト交差点

還暦機に、もう少し成長

生きること、謙虚に考え

 丙申年。新年早々に還暦を迎えた。起算点となった年の干支に戻ったようだ。

 昨年あたりから、年金やシルバー向けの商品などの案内が届いていた。色々な特典やサービスを受けることができ、歳をとることも悪くないなと思うが、なんだかどっと老け込む感じもある。

 還暦は生まれ年に還ることから赤ちゃんに戻る年。また邪を祓うということから赤い色の物を身につけるらしい。

 息子が「赤いちゃんちゃんこ着るか?」と聞いてきた。そう言われると少し抵抗がある。まだまだシャンとしていると意地も張りたくなる。しかしここは息子の気が変わらぬうちにおねだりすることにした。

 赤い掃除機を買ってもらった。軽くて、扱いやすく、ゴミ捨て簡単。スイスイと小回りがきき、毎日の掃除が楽しい。

 昔は、R168を車でぶっ飛ばし、3台、5台抜きしながら出勤し、『R168の暴走族』と言われたこともあったが、今はすっかり自信もなくなり、きっちり制限速度を守って運転している。

 だが、快適な掃除機に出会い、昔を少し思い出した。柱にぶつけないで軽快なハンドルさばき?をして、小さくガッツポーズをする。

  昔とった杵柄。ひょんなことから元気が出てきた。そう言えば、60の手習いという言葉もある。

 今年をどう考え、どう生きるかでこの先がもっと変わると思い直した。現状を継続することも大事だが、できればもう少し成長してみたい。人として『生きること』を謙虚に考え、周りに気配りができ、その場での自身の役割を果たす。頃合いの行動ができるようにしたいと思う。
                                                  (玉置 ひとみ)
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by mako0491 | 2016-03-17 10:40 | 女の視点

根来寺に新しい風

県議会議事堂、移築完成、立ち入りできる
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 岩出の語り部の私たちも立ち入ることが許されなかった根来寺境内にある一乗閣。

 夏目漱石が、ここで、講演をしたと聞いた時から、一度、その壇場を見たいものだと憧れながらも、外観を眺めながら明治の時代に思いを馳せるしかなかったのだが・・・。
 
 旧和歌山県議会議事堂=写真、 明治29年に創建され、木造入母屋造りの歴史的建造物であり、和歌山県有形指定文化財でもある。明治時代の威風堂々とした和風建築のまま、若もの広場の横に、移築が完成する。 新しく「ねごろ歴史資料館」と同時に4月1日オープンだ。

 旧和歌山県議会議事堂は、和歌山市内の中央郵便局の位置に、和歌山城に向かって建っていたという。希少性が高い大型和風建造物。

 聞くところによると、吹き抜けの議場の格子天井、細かな装飾の彫刻の玄関、和様式で統一されているという。想像が膨らむ。お披露目が楽しみだ。

 文豪、夏目漱石が、明治44年8月に、「現代日本の開化」と題して講演していることは有名だ。
100年ほど前に、この県議会議事堂でこれからの新しい日本について心を躍らせながら、情熱を持って語っていたであろう漱石の講演を聞いてみたかったと思うのは、私だけだろうか?

 今の私たちにとって、新しい文明開化とは何だろう。超高齢社会という誰も体験したこともないような時代。漱石が、現代日本の開化を語ったように、今の私たちは、超高齢社会をどう生きていくのかを、みんなで思考回路を変えていくことも必要なのではないだろうか。

 私たちの現代日本の開化は? 春、4月。根来寺は丁度桜も満開だ。根来寺から新しい風が吹く。
                                 (市野 政子)
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by mako0491 | 2016-03-17 10:35 | TOPIXS

日常生活の危機管理とは

分をわきまえて行動  能力と役割に従い
 前回は「投資の損切りと危機管理」について考察した(昨年11・13日掲載)。今回は日常生活に襲ってくる危機の回避について、バブル期に起きた、和歌山のある企業を追って、その危機管理についての教訓を考える。『平成・和歌山地域金融動乱史』の著者である久山稔氏に語ってもらった。e0171960_021624.jpg

・かつてない大きな投資
 JR和歌山駅に近い場所に、和歌山市としては代表的な総合運輸を業とするW法人がありました。本社とその倉庫の敷地は、駅周辺としては広大で約1千平方メートル 、資産価値は大きな物でした。バブル経済膨張期、この資産価値は3倍・4倍と跳ね上がりました。土地価格が急激に跳ね上がったこの時期(平成元年前後)、本社と配送車庫移転のチャンスと考えたのです。

 従来、和歌山から奈良に向かう国道24号線は、紀の川沿いの片側1車線の狭い道でした。せめて粉河までは直線2車線のバイパスをと、延伸計画が進められていました。この総合運輸会社はその計画路線に沿っている和歌山市中心街に近い土地を見つけました。価格上昇に先駆けて移転候補地を確保しようとしました。

 本社倉庫敷地を担保に、銀行借り入れをすれば資金手配できる価格でした。経営の決断は早く、銀行も融資拡大競争の最中ということもあり、支援を惜しみませんでした。営業を続けながらこの移転事業を行うには、まずそこに敷地を確保し、精米工場と倉庫を新築し、その際に新鋭の機器や配送仕組みを具備した総合システムを構築し、移転する必要がありました。

 投資予想額は資本金1千万円の中小企業からすれば億単位のかつてない大きな投資でした。しかし時を移さず旧本社跡の敷地を売却すれば、借入金を返却しても余裕の持てる額でした。従業員70名の意気は盛り上がりました。

 平成元年12月、東京株式市場の日経平均株価は、38915円という最高値を記録しました。ところがそれを境に、翌年初頭にかけて暴落を始めました。それにつれて不動産価格も急激に下がり始めました。バブルの崩壊が始まったのでした。

・建設中に値下がり
 不幸なことにW総合運輸(株)の新社屋は未だ建築中でした。移転までは1年と予想されていました。慌てて現本社の敷地の売却を目論みましたが、買い手は見つかりませんでした。先の値下がりを見越して、売り手ばかりが目立つ状況に陥りました。

 充分な担保価値があると見ていた本社敷地は、銀行の評価でその価格を割り込み始めていました。しばらくは様子見の期間が続きましたが、値下がりの率の大きさに銀行側も看過できず、他の担保物件の追加差し入れを申し出てきました。建築工事費の支払い、耐えがたい支払金利負担の増加、営業運転資金等、資金繰りは切羽詰まって来ました。街の金融会社に頼ることも回を重ね始めました。お定まりのコースを歩むことになりました。

・駕籠に乗る人、担ぐ人
 危機管理の甘さがあったのか、運の悪さに弄ばれただけなのか。ここから紡ぎだせる教訓はどんな点でしょうか。

 「分を弁えよ」というキーワードがふと思い浮かびます。古い階級社会で安心して生きるために弁えるべき「分」とは何でしょうか。「駕篭に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人」、人それぞれの能力と役割に従い、その行動の枠をはみ出さず日常生活を送ること。それが危機管理の神髄だと昔の人は教えてきました。

 時にはその枠はみ出した行動により、大きな「得」が生まれたとしても、危ないと感づいた時は惜しげもなくその「得」を切り捨てよと先人は言っています。社会の規範に背いているからです。「市場原理主義」が支配する社会でもこの規範は生きています。

・身に余る投資
 W総合運輸会社は、今こそチャンスとばかりこの規範を逸脱し、身に余る投資に走り、損切のタイミングを失ったのかもしれません。すでに投資した資金の大きさに引きずられ、土地価格の下げ止まりに期待をかけ、会社の命まで賭けてしまったのです。

 「不幸な回り合わせだった」と周囲は話題にしますが、その陰で経営陣は言うに及ばず、従業員、下請けの人々の一生に、大きく苦しい転機を強いてしまったのです。他人事ではないとつくづく思います。 
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by mako0491 | 2016-03-06 00:22 | アタマ記事
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石川礼子の情報レポート5   

 みなさんは、インターネットを活用していますか?しているなら、どの端末をつかっていますか?2015年4月のニールセン株式会社の調査では、スマートフォンからの利用者が4,832万人、パソコンからの利用者が5,100万人となっています。

 昨年4月の調べですので、今はおそらくスマートフォンからの利用者がパソコンを逆転しているかもしれません。
 
 そんな身近なインターネット。うまく使いこなす情報収集方法を今回はお伝えしたいと思います。

 まずは、見たい情報が載っているホームページを検索するためのワザ。キーワード検索です。検索エンジン(Yahoo!とかGoogleなど)には、調べたいキーワードを入力しますね。よくテレビの情報番組などで「今週の注目キーワード」なんてやってますよね。アレです。

 そのときに複数のキーワードを入力して調べてみましょう。素早く目的の情報にたどり着きやすくなります。例えば「和歌山市□ランチ」とか「岩出市□ネイル」とかです。□はスペースを表します。そうすると、その2つのキーワードをもったページ(AND検索)が表示されるという仕組み。

 いずれかのキーワードをもったものというOR検索はキーワードの間に「|」を入れてみてください。するとその2つのキーワードのいずれかをもったものを検索してくれます。例えば「和歌山市 ワッフル|和歌山市 サンドイッチ」などですね。

 あと、マイナス検索。調べた中から除外したいキーワードを「-」に続いて、入力します。「和歌山市 語学レッスン-英語」などですね。

 ちなみに2015年、一番検索されたキーワードは「Youtube」「yahoo」「天気予報」だそうです。初めて「Youtube」がトップになったとのこと。時代を反映していますね。

 あと最近便利なのは、ニュースアプリの活用。「Gunosy」や「SmartNews」「LINE NEWS」などが有名ですね。自分の好きなカテゴリを登録しておけば、関連ニュースをスマートフォンに送信してくれます。これを通勤電車の中でチェックしている人も多くなりました。

 それから、RSSリーダーの利用もお勧めです。RSSリーダーとは、お気に入りのサイトの更新状況を集めて、確認することができるもので、最近は「feedly」が人気です。ただ、インターネットは便利である半面、気をつけなければならないことがたくさんあります。そのあたりは次の機会にお伝えしようと思います。
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by mako0491 | 2016-03-06 00:08 | TOPIXS