わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

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1月23日掲載

人は必要とされるとき輝く

 市民活動団体「わたぼうしくらぶ」は、園児と高齢者との花を通した世代間交流活動を行っています。交流は人に笑顔を咲かせてくれます。さらに豊かな心、和の心を未来につないでいく効果があると確信しています。

 そこで世代間交流の情報を発信したいと思い、わたぼうしくらぶは、昨年12月7日に世代間交流を考えるフォーラム=写真=を開催しました。テーマは「今、この時代に世代間交流を考える」で行いました。 
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 今の時代、人間関係の希薄化が進んでいます。社会にいろんなひずみが顕在化してきています。
 その解決方法のひとつが世代間交流だと考えています。

 交流する意義は「人は必要とされるときに輝く、そこから本当の笑顔が生まれる」(NPО法人このゆびとーまれ理事長惣万佳代子さん)にあります。子どもたちと高齢者の場合、子どもたちは高齢者を必要とし、高齢者は子どもを必要としています。高齢者は、地域や社会に役立つことを求めています。

 高齢者だけでなくすべての世代にはその時最も輝く活動があります。各世代の輝く活動が響きあうとき、人は人間としての発達を実現します。それを「生涯発達」といいます。

 私たちの暮らしの中に目を向けると、生活の知恵や技術の「先生」は当時壮年世代として暮らしに責任を持ってきた高齢者たちです。この知恵や技術を実践的に生きた形で伝達していくという世代間交流は、歴史の発展の中で、未来永劫に不可欠な課題です。まさに時代を超えつつ、時代と共に必須となる教育の機能のひとつだと考えます。それこそ世代間交流で実現していきます。

 そこに高齢者の社会的役割があり、子どもたちにとっては知恵や技術に出会い、そのメカニズムを楽しみながら学ぶことができます。子どももまた、遊びや学習という活動が実現することになります。その過程で中間世代もまた双方から学ぶことができます。

 こうして世代間交流は、生涯発達、生活の知恵や技術の伝達の面で、大きな役割を担っていく活動だと考え、今年を世代間交流元年と位置付けて、交流の輪を広げて行きたいと決意しています。
                                 (森下 和紀)
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by mako0491 | 2015-01-25 19:01 | TOPIXS
1月23日掲載

 健康太極拳を広める

 認知症サポーターで活動


 阪神淡路大震災が1月17日で20年を迎えた。被災地にあってもそうでなくても、一人ひとりそれぞれの人生があり、筆舌に尽くしがたい時間を過ごしてきたことを再認識させられた。海南市に生まれ育った前山栄子さんは、83歳になった今もNPОメンバーとして活躍。「健康長寿」(別項参照)を日々実践、体現している一人といえる。昨年末までは原付バイクに乗って海南市の駅前まで行き、和歌山市内の「ほっこりさん」まで週に5日通勤していた。彼女の人生をたどってみたい。
                              (中村 聖代)
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【32年間働く】
 栄子さんは、海南市立高等家政女学校(現海南高等学校)を卒業。最初の5年間を除き、定年近くまで32年間公務員として働いた。

 卒業後すぐ保母さん(現保育士)として私立幼稚園で5年間勤務したが、町の合併に伴い下津町役場に勤めることになった。

 10年後下津町立保育所に異動、また10年後異動で役場にもどり12年間勤めるも定年を目前にして病気になった。そのため57歳で退職。

 栄子さんが23歳の時、有田市出身のご主人を婿養子に迎え、働きながらの子育てを経験している。

【5回妊娠、2人出産】
 「産道が狭かったので、3人死産で子どもは2人です」。とあっけらかんと話すが、3人とも臨月までお腹の中にいた。しかもやっと産まれた長男を14歳で亡くしている。その2年後には子どもの面倒を見てくれていた母を亡くした。

 婿養子の夫と両親の間に挟まれ、舅姑とはまた違った意味での気兼ねが、ずっとあったとも栄子さんは語る。

【夫が認知症に】
 気短かで我儘な夫だったが、退職後は、二人でのんびり旅でもしようと思っていた。が、栄子さんが58歳の時夫がアルツハイマー病に罹患。77歳で亡くなるまでの17年間介護をすることになる。当初は介護保険制度がなかったため数年間は栄子さん一人で対応した。
 
 身体は丈夫なのに、頭脳だけが病気のため、家の中で暴れる。TVを持って歩きまわり投げたりすることもあったので、今でも家の中は傷だらけ、窓ガラスは1枚もない。デイサービスで夫は寝かされてばかりいたので、夜は休まない。栄子さんはほとんど寝ることができなかったという。 

「認知症家族の会」に入る。その辛さがわかるのは同じ体験者でしかない。

【木目込みの作品】
 60歳の時、女学校の同級生が県立体育館に誘ってくれた。健康太極拳との出会いだった。友人は本場中国にも行き、大阪でも指導者として活躍していた。
 
 栄子さんは、夫の介護の合間に体育館に通った。数年後指導員の資格を取得し、夫のディサービスに伴ってそこの施設の人たちに指導をしたこともある。
 
 今も続けている健康太極拳が、彼女を支え、現在も元気で働くことができる源なのかもしれない。
 
 手慰みに独学で「木目込みパッチワークを覚えたが、夫にいつも壊された。それでも数多くの作品を作り、喜ばれている。

【キャラバンメイト】
 栄子さんは、多くの人に認知症について正しく理解してもらおうと「認知症サポーター養成講座」の講師役であるキャラバンメイトになった。

 「認知症サポーター」は、特別何かをすることを要求されるのではなく、友人や家族に認知症に関する知識を伝えたり、まちで働く人として、できる範囲で手助けをする人のことである。

 認知症を早期に発見・治療すること。認知症の人や家族の住み慣れた地域での生活を支援することが今後益々求められる。

 自身が体験した経験から、それが少しでも役に立てばと、今後は軸足をそちらに置いて活躍していこうと考えている。

<健康寿命、和歌山の番付は>
 2000年にWHO(世界保健機関)が「健康寿命」を提唱して以来、寿命を伸ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を伸ばすかに関心が高まっている。

 健康寿命が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味する。平成22年の全国平均で、この差は男性9.13年、女性12.68年だった。
 
 最近、特に健康寿命への関心が高まっている。最新統計が平成22年の数字だが、それによると、県別では女性1位は静岡県(75.32歳)、男性1位は愛知県(71.74歳)。和歌山県は女性30位(73.41歳)、男子25位(70.41歳)だった。
 
 そうした中、「健康長寿日本一わかやま」を目指して、県・超党派議員・NPОを中心とした動きがスタートしている。掛け声倒れにならないためには、市民一人ひとりの健康への地味な努力が欠かせない。
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by mako0491 | 2015-01-25 18:45 | アタマ記事
1.23日掲載
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齋藤 勝監修 田川 秀樹イラスト 

学研教育出版 

2012年 1512円
http://tinyurl.com/qfh4ufr

・対象年齢:年齢に応じて読むことができます。(読んでもらうには)3歳から
(自分で読むには)4歳から大人まで 

 新年、明けましておめでとうございます。もう、1年の目標は立てられましたか?まだという方はひとまず絵本で夢の空想遊びをしませんか。キリン、ゴリラ、ライオン・・・小動物。そんな動物を家で買うことにしたら?

<あらすじ>
 4人家族が広い庭のある一軒家(LDK、寝室、お風呂、洗面所、トイレ、4部屋、ベランダ)に住んでいました。

 この家族はいろいろな動物を飼うことを夢みています。そしてついに、改装し、動物を飼い始めました。さて、どんな家になったのでしょう。
 
 玄関を入ると、番犬がわりに檻に入ったライオンがいました。床を引っかいて傷つける困ったやつですが、家族は満面の笑顔。

 ライオンは意外と寂しがりや。ボールなどで一緒に遊んであげるのが秘訣だとか。爪とぎ用の丸太、掃除用のホースも揃えています。

 寝室にはコアラ、キッチンにはダチョウ。書斎にはゴリラ、長女の部屋にはパンダ、長男お部屋にはラクダ。お風呂にはペンギン、ベランダにはオオアリクイ、和室の押入れにはコウモリ・・・と計12匹の動物と暮らすことになりました。

 庭のレンガ塀はつるつるの透明な塀に、勝手口は高く、大きくなり、近所の人も動物に触れ合うことができるようになりました。

 もちろん、動物にはそれぞれ飼い方のコツがあります。動物の大きさや重さ、分類や寿命、生息地などの説明を始め、特徴、飼育の際に用意するもの、飼育メモまで情報がいっぱい。

 さらに、食事や寝相の一覧も大人心をくすぐります。カレンダーも発売されている模様。空想遊びに夢が広がりますよ♪。
                   (浦田 ひろみ)
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by mako0491 | 2015-01-25 18:20 | 絵本この一冊
1・23日掲載

公共機関に頼らず、一人ひとりが行動を

 阪神・淡路大震災から20年。この時私は長野県豊丘村に住んでいた。まだ夜明けには早いのに西の空が一瞬明るくなり、ドンと何かが当たるような衝撃を受けた。

 20年前はまだまだ今のような情報がない時代だった。長野では何があったのかを知るにはずいぶん時間が経ってからだった。

 最初の結婚をして、子供を産み育てたところは大阪。たくさんの友人、知人がいる所が大変なことになっている。通信網は全く使えず、テレビから離れず必死で情報収集した。

 インターネットも携帯もない時代だった。何をしていいのかわからず、とにかく食料の詰め合わせを段ボールに入れて送ろうと思った。宅配便さんから「いつ届けられるかわからない状態なので生鮮食料品は入ってないですね」と聞かれたのを覚えている。

 多くの尊い命が亡くなられたこと。復興の速さ。神戸から多くを教えていただくことができた。今、日本各地で災害が起こっているが、神戸の人々の連携が生かされていると感じる。

 公共機関だけに頼ることなく一人一人が行動を起こせるようになってきているのはあの震災があったからではないかと思う。

 現居住地の熊野でも「1・17」を風化させないようにという話題ばかりだ。他人事ではない。近い将来起こるといわれている「南海トラフ巨大地震」に備え、教育機関はじめ、各自治会での自主避難訓練、また、災害後の被災者のニーズとボランティア支援をつなぐボランティアセンター設置訓練等を定期的に行っている。

 紀伊半島大水害で被害の大きかった新宮市熊野川町で1月25日運営側と活動側に分かれて社会福祉協議会と市民によるボランティアセンター設置訓練を行う。私も運営スタッフとして参加する。
                                                  (玉置 ひとみ)
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by mako0491 | 2015-01-25 17:44 | 女の視点

高齢化と分譲マンション

 1・9掲載

 認知症サポーター養成を

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 分譲マンションの世帯数の過半数は60歳以上で、永住意識も過半数の区分所有者が持っている。全国的に見ても、その割合は年々増えてきている。「分譲マンションの居住者高齢化の課題と対応」について具体策を含めて考える。

 戸建住宅とマンションは高齢化についての問題はあまり変わないが、マンションには特有の事情があり、具体的な対策が必要。

 マンションには廊下、階段などの共用部分と居住者専有部分がある。専有部分の段差解消などのバリアフリー化はそれぞれの家で出来るが、共用部分は管理組合の仕事。管理組合として総会を開き予算をとり修繕工事の議決をしなければならない。通常準備に1年程度かかる。バリアフリー化には滑りにくい床への変更、階段の手すりの設置などがあるので計画的な対応が欠かせない。

 同居親族や近隣住民から理事会への相談で多いのが高齢の認知症の住民がマンション内を徘徊する、何度も水漏れを起こしたり、ゴミ出し日を間違えたりすることなど。

 厚生労働省は認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る応援者として自分のできる範囲で活動する「認知症サポーター」を養成することを推奨している。

 サポーター養成講座は各市町村で実施している。マンションの中でも養成講座を実施して管理員、区分所有者、賃借人を含め多くの人のサポーター養成が期待される。

 高齢者の孤立死の問題は深刻。ひとり暮らしの高齢者がいるマンションでは見守り体制、緊急通報の仕組みを管理会社、自冶会などの支援を得て作る。居住者名簿と緊急連絡先の整備が望まれる。居住者名簿は高齢者支援だけでなく災害時の救出等にも大切な情報。

 自治会が地域の高齢者支援の役割をすることが多いが、マンションでは管理会社との連携において難しさがある。法律で分譲マンションは建物の維持管理、運営のために管理組合の設置が義務づけされている。その組織力を活用して管理組合理事会が中心となって高齢者が住みよいマンションづくりを考えていくことが必要といえる。
      (NPO法人南大阪マンション管理士会・木村一夫)
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by mako0491 | 2015-01-06 15:41 | TOPIXS

熊野で紙漉き体験

1・9日掲載

明治から昭和30年ごろまで盛ん

大社近くの工房で、音無紙作る

 昨年、「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」がユネスコの無形文化遺産に登録された。三つの地域の和紙技術である。原料に「楮(こうぞ)」のみが使用され、流し漉(す)きである。熊野地方でも明治から昭和30年ごろまで紙漉きが盛んに行われていた。本宮町、那智勝浦町、三重県紀和町花井などである。今回、熊野本宮大社近くの工房で和紙(音無紙)を作る方法、紙漉きを体験した。その内容をレポートする。
(玉置 ひとみ)

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*10年前に復興
 私は日本の伝統の折形(おりかた)という紙を折って物を包む礼儀作法を嗜(たしな)み、教えてもいる。折形については機会があれば紹介するとして、折形をする上で紙を漉いてみたいという願いを長年抱いていた。

 熊野エリアでは昭和30年代ころまで続いていた紙漉きも、洋紙やパルプの大量生産によって一旦はその手法は途絶えたが、10年ほど前に本宮町小津河(こつが)で復興され、現在も熊野本宮大社の護符「牛王神符」の用紙が手漉きされている。

*工房、日曜に予約なしで
 昨年、熊野本宮大社の門前町に大社周辺の事業者でつくる「本宮街づくり協議会」と「NPO熊野本宮」の皆さんによって体験工房『おとなし』がオープンした。

 日曜日午前9時30分~16時まで予約不要で、1000円で紙漉きが体験できる。体験時間は20分くらいで、工房のスタッフが丁寧に教えてくれるので、初めてでも満足のいく紙が漉ける。

 私も日曜日に体験したが、これ以前に、平日、音無紙を見てみたいという欲求にかられ、本宮観光協会へ問い合わせをした。「それならNPO熊野本宮さんで聞いてください」とアポイントを取ってくれ、その日の内に関係者の方に会うことができた。さらに、平日閉まっている工房でも作業をしているということで案内していただき、話を聞くことができた。

*原料の栽培も
 大社に納めている護符の紙は、三椏(みつまた)とトロロアオイが主な原料で作られている。どちらも大社周辺の山で自生している物を使い、現在は栽培にも取り組んでいる。三椏を伐り、蒸して、皮を剥いで・・・と一連の紙漉きの作業から行っている。 

 材料だけ取り寄せてということではなく、すべて本宮産でできている。工房の女性から紙漉きだけをやっているのではないという話に、和紙に対する造詣の深さと崇高な理念を感じた。

 音無紙を買いたい。という私の無理なお願いに、快く「製品にできなくて撥(は)ねた物しかありませんが、それでよろしければお持ちください」と数枚を持たせてくれた。手にとった瞬間に和紙が生きていると感じた。それは彼女の紙を慈しむ思いが私にも伝わってきたからなのだろう。

e0171960_12284916.jpg*漉いた紙に御朱印
 紙漉きの話だけを聞く予定だったが、やはり自分でも体験してみたくなり、またその週末に足を運んだ。彼女が漉いた紙とは比べものにならないが、それなりに満足のいくものができた。

 体験を終えて、紙漉きは身が引き締まるし、自分の心の現在地を知ることができた。本宮へ旅をされた時の思い出としてお薦めしたい。漉いた紙を本宮大社へ持っていくと300円で御朱印をいただくことができるのも魅力だと思う。自分のための旅の思い出になるのではと感じた。

<文化遺産に登録された3つの和紙>
 今回登録されたのは、「石州半紙(せきしゅうばんし)」(島根県浜田市)と「本美濃紙(ほんみのし)」(岐阜県美濃市)、「細川紙(ほそかわし)」(埼玉県小川町、東秩父村)の3つの和紙。
楮(こうぞ)は光沢があり、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)に比べると繊維が長いため、美しい和紙を漉くことができる。

 なお三重県紀和町の花井紙は江戸中期の百科辞典『和漢三才図会』の「紙衣(かみこ)」の項に「奥州白石、駿州ノ阿部川、紀伊ノ華井(ケイ)、摂州大坂、之ヲ出、華井ノ紙衣特ニ佳シ…」と記されていることもあり、紙子が幕府でも珍重されていたという記録も残っている。
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by mako0491 | 2015-01-06 12:38 | アタマ記事

かつらぎ温泉八風の湯

1・9日掲載

化石海水のにごり湯堪能

 毎年、晩秋から初冬にかけての季節になると、紀北の柿の里「四郷」で吊るし柿を作るので「俳句吟行」と写真撮影を兼ねてでかける。

朝早く行かないと観光、吟行、写真家と人が多くなるので、行動開始は早め。そこに、おまけの温泉も組み込んでもらった。

  朝霧に包まれた柿の里は静まり返り、時々どこからか生活の音がかすかに聞こえてくるのをとらえるのも趣がある。

吊るされた柿ふすまが直線に、あるいはカーブして、またジグザグにと人工的な柄と自然との調和が見ていてもおもしろく、作品意欲をそそる。

 朝露に濡れた下草が重みに耐えかねて臥(ふ)せっている風情はこの場所に相応しい。集落にまだ収穫されない柿の実にも露を置き、紅葉鮮やかな葉は、人間技では作り上げることのできない自然の色をみせてくれる。

e0171960_12572859.jpg すっかり冷えた身体を温めるべく「かつらぎ温泉八風の湯」に。ここは源泉かけながし。

一の湯:露店風呂は天然炭酸温泉の石造り風呂。  
二の湯・大浴場(ぬるめの湯)は貴重な化石海水の「にごり湯」。
 
三の湯・大浴場(あつめの湯&シャワー)はサラリと優しい泉質。 
四の湯・水風呂は贅沢!強天然炭酸泉の水風呂。
 
   四源泉はそれぞれ効能がちがって楽しめるのがうれしい。冷え切った体には何でもいいわなんて考えてたけれど、四つの施設をフルコース制覇してるうちに体がすっかり温まっていた。

 お気に入りは化石海水のにごり湯。古代(数万年前)の海水が、天然温泉となった貴重な湯。化石海水を含んだ温泉は塩分濃度が高く保温と保湿に優れ、湯冷めしにくい効能があるという。

  化石海水の湯につかり、太古の生物って何かな?なんて考えていると、脳のフアイル中に古世代を代表する三葉虫がでてきた。

 「提げ下る柿にはあらず烏瓜  炎弥子」

                            (岡本 炎弥子)
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by mako0491 | 2015-01-06 03:02 | 温泉巡り
2015・1月9日掲載

自身の紆余曲折の人生投影させて

 歳をとってからの一年は長いようで短い。自身の昨年の大きな出来事は4月三男の就職、10月二男の結婚、12月長男の失業。そうそう7月に人生7度目の引越をした。
 
 息子たちについては、それぞれ気にもかかるし心配でもある―親は心配する生き物だ―と誰かが言ってたから、何があってもどんな状況であっても心配はするだろう。けれど、どこかで心配していない自分もいる。
 
 心配したところで何が変わるわけでもないし、常に親の力が必要な歳ではない。助けを求めてきた時に、いつでも応えられるよう心しておくだけか。
 
 そして自分の転居だが、昨年5月に急に話が持ち上がり、気がつけば和歌山から神戸に移っていた。今までの人間関係から離れてしまうのではなく、それにプラスして新しい世界を作っている。
 
 アグレッシブ?ノマド?そんなかっこいいものではなく、深く考えることなく、流れのままに、勢いのなかで動いてきているだけのこと。
 
 ところで、シングルマザーが経済的に困窮し、助けを求めるすべを知らずにギリギリのところで病院に運び込まれたというのをTVで目にした。

 現在の日本社会は、子育てをしながら働く女性に対して厳しい環境にあるのは明白な事実。一人で一家を支えるのは並大抵のことではない。

 末の息子が高校一年の時に離婚した。昼夜働き貧しさゆえに心がすさんだことを思い出す。私には幸い助けてくれる親がいた。どんなに感謝してもしきれない。そして今、パートナーにも恵まれた。

 私のように身近に救済者がいるとは限らない。情報収集力の少ない人に微力ながら情報提供していきたい。また元気づくよう、和歌山で活躍する女性を今後も当紙面で紹介していきたい。
                                                (中村 聖代)
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by mako0491 | 2015-01-06 01:56 | 女の視点