わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

<   2013年 12月 ( 8 )   > この月の画像一覧

カルマヨーガ

2013・12・20掲載

アシュラムで鍛える精神と肉体

 私が勉強してきたインドのアシュラムでの生活についてご紹介しましょう。

 e0171960_035953.jpgアシュラムとは、精神的な修行をする場所という意味があります。学校のようなものですが、より精神的な事を勉強する為、学校とお寺の中間のような存在です。

 一日のスケジュールは、夜明け前のお勤めから始まります。温かいハーブティーを飲んだ後、ホールに集まってマントラをみんなで唱えます。夜明けと共にヨーガのアーサナ(ポーズや運動の意味)を2時間勉強した後、カルマヨーガをみんなで行います。

 カルマヨーガとは奉仕のヨーガです。みなさんはヨーガといえば身体を動かしてストレッチするという事を思い浮かべると思いますが、壁にペンキを塗ったり、朝ごはんの準備をしたり、掃除をしたり自分ができる事をアシュラムの為に行うことが、カルマヨーガなのです。奉仕するー実はこれはヨーガを勉強する上でとても重要な事なのです。

 フルーツと菜食の朝ごはんを頂いた後、ヨガ療法についての講義を3時間、昼食とお昼休憩。その後はまた午後の講義を受けて夕方ヨガアーサナのクラスを2時間。その後マントラのチャンテング(読経)。7時にやっと夜ごはんです。

 8時から学校の唯一のショップが1時間オープンし、ドライフルーツやナッツのおやつ、ヨーガの本、ヨガウェアなどを買いながらみんなでワイワイ楽しく過ごします。

 その後また夜の講義があり、それが終わると就寝。朝が早いのと疲れでみんな早々と寝てしまいます。かなり厳しいアシュラム滞在でしたが同じ志を持った人たちと規則正しい生活をすることで、より深い絆ができ、さらにヨーガへの理解が深まった素晴らしい時間を過ごすことができました。

                             (ヨガシャンティ主宰 神谷 弥生)
[PR]
by mako0491 | 2013-12-23 00:39 | 健康ナビ

地銀論じた本格書

e0171960_054074.jpg2013.12・20掲載

バブル期、生死を賭けた金融の実相

 最近、経済関係の書籍で、読後に大きな感銘を受けた本に出会えました。

 久山稔さん(紀陽銀行OB)の『平成・和歌山地域金融動乱史』(文芸社、定価1300円+税)=写真で、内容は1980年代のバブル経済の発生から、90年に至る崩壊の過程を追いながら、和歌山県の地域金融機関が関空プロジェクなどにどう対応したか、不良債権問題を中心に苦悩する様々な姿を描出しています。
 
 著者が専務まで務めた人なので、普通なら窺い知れない深部まで抉り出しているのでドキュメンタリーとしても迫真力があります。

 「序に代えて」を書かれている、小田章さん(和歌山大学前学長)の表現ですと、「学者が書いた書籍ではなく、金融界の真っ只中におられた方が書かれた金融史であり、まさに生きるか死ぬかの瀬戸際の語りが根底にあり、鬼気迫る、ほんとうに迫力のある書となっている」に同感します。

 バブル崩壊期の混乱をビビッドに、再編の動きを語った後、新しい地域経済生活の展開をどう求めていくのかを提示しています。「量的拡大でなく、自己統御可能な適正規模を目指そう」「地域の活力を生み出す人間的側面を注視しよう」と言う2点を重視して、具体論を繰り広げます。

 今度の本には書かれていませんが、筆者と個人的に話した時に出てきた『里山資本主義』(注参照)の思想を生かしていく必要があるのではないかという事です。アメリカ型のマネー資本主義の現代社会にサブシステムをつくろう、という提案です。 

 「マネー(金融)を拒否するのではなく、エネルギーや食料の一部を自給(地産地消)することで資金が地域を循環し、貨幣価値でない生活価値が高まる……そこに里山を象徴とする田舎社会の知恵を取り上げる。行き詰まった先進国のバックアップシステムにする」という発想です。

 久山さんの訴えたい事もそうした考えではないかと感じています。和歌山の金融機関を中心に、今後の社会展望などについて続編を書いていただきたいものです。

(注)『里山資本主義~日本経済は「安心の原理」で動く』(執筆・藻谷浩介+NHK広島取材班 角川oneテーマ21)

                                                   (水上 眞琴)
[PR]
by mako0491 | 2013-12-23 00:13 | TOPIXS

2013年12月10日掲載

間伐体験振り返って

木材利用増えているか


 今年も残すところあと少し。街も至るところでイルミネーションや飾り付けを見かけるようになりました。子ども達が誕生日の次に楽しみにしているクリスマスがついにやってきます。

 幼稚園ではクリスマスを「プレゼントをもらうだけではなく、自分たちもできることをする」と、学んできた子ども達。でもやはり、サンタさんの話で持ちきりです。

 近年はクリスマスの飾りつけとして、リースをよく目にするようになりました。娘たちも小学校の図工の時間に朝顔のつるを使って、リース作りに挑戦。だが、我が家はクリスマスツリー派。ここ数年は実際にもみの木を購入し、玄関に飾っています。

 このもみの木はクリスマスシーズンが終了すると、購入店舗へ。お店が回収し、もみの木をリサイクルしてくれます。この嬉しいリサイクルシステム。でも、もみの木の購入後、和歌山の森林が気になって、複雑な気持ちになるんです。

 数十年前に和歌山県で始まった「ほんまもん体験」。当時、学生の私は古座川町で森林の現状や手入れの必要性を学習。森林の間伐体験をしました。

 和歌山県の森林面積は県の総面積の77%の約36万ヘクタール。森林は二酸化炭素を吸収し、治水や環境に貢献をしている。

 ただ、その森林を維持するには手入れが必要。単に木が生えれば良いというものではなく、木を選別し、間伐しなければならない。しかし、間伐には手間も費用もかかり、間伐材の利用を如何に広めるかが課題と学習した。

 数十年後の今、和歌山県の木材の利用は増えているのだろうか。ベンチ?間伐材の高級割り箸?と、いつもこのモミの木のシーズンになるとしんみりと和歌山の森を思い出す。
                                
                                               (浦田 ひろみ)
[PR]
by mako0491 | 2013-12-22 23:08 | 女の視点

言の葉グループ

e0171960_13351697.jpg



子供たちへ読み聞かせ

メンバーたちも生きがい



 子どもの読書離れが言われて久しい昨今、読み聞かせの重要性が注目を浴びている。新しい知識に触れ、体験せずとも経験でき、また慰めや励ましを得るものとして、読書はある。読書によって得られる幅広い知識や心震わす感動は、大人は言うまでもなく、子どもたちにとっても、その成長と充足を促すかけがえのない宝といえる。本や民話の「よみきかせ」をする(この会では「よみきかせ」という)グループで、和歌山市内に拠点を置く「言の葉」の活動を取材した。
  (中村 聖代)


 【朗読教室で出会う】
 県内でも読み聞かせグループは数多くあるが、筆者が話を聞いたのはその中でも、小学校や書店、ケアセンターなどで 幅広く活動しているグループ「言の葉」だ。
 
 県内の朗読教室で学んでいた朗読好きのメンバーが平成22年10月に「言の葉」という名前の読み聞かせグループを立ち上げた。童話や詩、民話などの美しい言葉のひびきを味わいながら朗読を楽しんでいるという。そしてこの楽しさを多くの人たちと共有したいと願う。

e0171960_1431039.jpg

 【師はエプロンおじさんとその妻】
 『味わいその1 子ども達に「よみきかせ」を楽しんでもらう事。味わいその2 親御さん達に「子どもの心を育てる読書」という話をさせてもらう事。味わいその3 学校の先生や親御さん方と「本の読み方」を一緒に勉強させてもらう事 』 とWEBのページに説明があった。

 その『一粒で3度おいしいエプロンおじさん』は、全国各地の保育園や幼稚園、小中高校で、よみきかせをするとともに、保護者会やPTA等で読書のすすめについての講演会も行っている別院清(べついん・きよし)さん。

 児童文学者の岩崎京子さんからは「語り上手の名人は、東は作家の宮川ひろさん、西はエプロンおじさんこと別院清さん」だと月刊誌「こどものしあわせ」の中で紹介しているほどの語り手だ。

 妻の別院丁子(ていこ)さんとともに「よみきかせの会連絡会」を主宰。不定期ではあるが機関紙の発行は200回を超えた。「言の葉」は今もこの2人に師事する。

  メンバーは、林多恵子さん、阪本久子さん、川口英子さん、大松敦子さん、阪口和枝さん、花折眞知子さんの6人だ。カルチャースクール時代の知り合いが、十年来の仲間となってワイワイガヤガヤ楽しんでいる。

 元小学校の教師であったり、琴の先生や、ママさんバレーの選手だったりと様々な顔ぶれが集まっている。
 宮脇書店広瀬店では、平成23年から毎月1回の読み聞かせを交代で担当。「紀州ばなし」を語る会に参加するなど多彩な活動を続けながらいつも研修を欠かさない。

 「みんなで構成を考えたり、小道具を作ったり、練習をするのが楽しい」と林多恵子さんは言う。

 【「楽しかった」の感想】
 子どもたちの興味はテレビやビデオ、ゲームに集まるが、親がそうした機器を見せ続けることにも弊害がある。読み聞かせが、読書する喜びを見いだすきっかけとなればいい。
 昨年の11月には貴志南小学校2年生と一緒によみきかせ会をしたが、子どもたちが感想を寄せた手作りの冊子をくれた。

「おもしろかった」
「たのしかった」
「またきてください」
といった中で
「わかやまべんってこんなんなんだなっておもいました」
「よみきかせのかたたちはとてもわくわくしながらなりきってこえをだしていました」という感想もあった。

 【もっと多くの人に】
 楽しみながら集まり、練習し、発表する。
「このグループに入って生きがいを見出しました」とメンバーの誰もが言う。

  「これからの活動は?」の質問に、
「三十・四十まだ子ども
五十・六十つぼみになって
七十・八十花盛り」。

 「私たちの平均年齢は六十六歳。今の気の合うメンバーで体力・気力の続く限り楽しく活動していきたい」。
との答えが返ってきた。

 ただ、せっかくの場面を記録していないのが惜しまれる。研修を積んだメンバーの読み聞かせは、その場にいる人たちだけが体感できる素晴らしいものだが、もっと多くの人の目に触れてもよいのではと考える。
[PR]
by mako0491 | 2013-12-21 14:04 | アタマ記事

龍神はーと代表

原 さださん


 2011.8.12 掲載 

e0171960_11502065.jpg
いま和歌山県で一番ホットな女性といえば、「原さだ」さんではないだろうか。各地の新聞やNHKのTV放送でも取り上げられている「龍神はーと」の代表だ。女性ならではの細やかな気配りと素晴らしい行動力で田辺市龍神村を引っ張っている主婦を中心とした団体「龍神はーと」。さらに今年3月11日に「熊野はーと」を発足させた。彼女のエネルギーはどこから来るのか密着取材した。







ログハウス風な常設店舗↓e0171960_11334630.jpg

【渋々Uターン】
 1991年の映画『大誘拐』の舞台となったことでも知られる龍神村は源平時代から営々と歴史を紡いできたところ。紀州の屋根と言われる護摩壇山(標高1372m)は高野龍神スカイラインの中ほどにある。

 この美しくかつ自然に恵まれた村で生まれ育った原さんは、故郷が大嫌いだった。「へんぴで不便」それが理由だった。大阪の大学に通い、そのまま大阪で結婚・出産した。「2度と故郷に戻ることはない、と思っていました」。
 
 実家は炭や氷を売る。現在はプロパンガスの販売をしている。父親の強い願いで家業を継ぐために戻ってきたのは、原さんが26歳の時だった。

【女性6人で結成】
 「『嫌い』だと思っていたのは、何も知らなかったから」。山の恵み、川・水の美しさ、豊富な農作物等々。他から移り住んできた人がいち早くそれに気づいていた。龍神村には素晴らしい「宝物」がいっぱいあると。

 自分の作った身近な産物がお金になるー社会との関わりを感じることで新たな生きがいを見出せる。また、Iターンの若い女性には、地域に無理なく住める環境を作りたい。そうしたことで働く場所の創生、事業を起こす必要を感じた女性6人は2002年に「龍神はーと」を結成した。

 地域の宝物を見つめ直すことから始め、各家庭でしか味わえない食べ物や、観光客が知らないような地元の農作物、工芸品などにスポットを当てた。

 農家や店が品物を持ち寄り、自分たちも作った。それを組み立て式の店舗や、移動式の店舗で販売したが、各地で「営業妨害」「通行の妨げ」と排斥され、村内を転々とした。

【念願の常設店舗】
 「現在の会員は30から70代の女性が約30人ほどいます」。
 名前は「村を愛する女性が、畑から食卓まで『心』『愛』を込めてお届けする心意気」を表す。当初「龍神はあと」と優しいニュアンスで命名。メンバーが染めた草木染の「のぼり」を見た地元の男性が、「龍神は、後」と読み「なるほど何でも遅れてるもんな」と納得されてしまった。なので以降は「龍神はーと」と改名。

 2007年4月、龍神温泉に近い国道371号沿いに龍神材を使ったログハウス風の平屋、待望の常設店舗が完成した。「龍神の恵み」「はーとオリジナル」「田辺ほんまもん」「良品工房の『いいもの』」の4つのテーマで商品を揃える。地域の人が自慢の物を1品ずつでも持ち寄れればーーというコンセプトだ。

【ゆべしを守る】
 原さんの実家は、源氏の流れを継ぎ、40年ほど前から柚餅子(ゆべし)を作っている。地元産のユズの果肉をくり抜き、皮に味噌、きな粉、ピーナツ、ごまなどを詰め、せいろで蒸した後、干し上げる。寒空の中、毎日出し入れし、出来上がるまで1年半かかる。 

 武士の携帯食になっていたとも言われ、茶漬けや酒のつまみとして珍重されている。が、村に40軒ほどあった生産者は、高齢化に伴い2008年には原さん方1軒だけになった。伝統的な食文化を絶やしてはならないと考えている。

【まだ男性の目は・・・】
 「全国女性農業経営者会議」(安斎さと子会長、事務局・東京都)=農業経営に携わっている各地域の女性が連携することで、技術の習得や情報収集を目的に1995年に発足した会。2010年、このメンバーに原さんが入った。和歌山県内では1人目の会員。現在でも2人という。
 
」村で女性が活躍することに、多くの男性が難色を示すようだ。
「まだまだジェンダーフリーの意識が浸透していないと感じますが、抵抗があればある程頑張ろうと思います。後悔のない生き方をしたい」と語る。

【新たに熊野はーと】
 これまで「龍神はーと」は着実に活動の幅を拡げてきたが、龍神村だけだと食材の幅が限られることや大量生産できないことなどから、地域の枠を広げた大きな組織を新たにつくる必要性を感じていた。

 折よく「龍神はーとだけではできないことを、協力しましょう。日曜日、工場が空いているときに使ってもいいよ」と、和歌山県田辺市内の食品加工会社や農家らが声をあげた。組織「熊野はーと」は今年3月11日法人格を取得し、原さんが代表になった。

 今は「ねえさん」と呼ばれ、田辺市内の海岸沿いの新しい集客スペース「海鮮せんべい南紀」内のブースにも顔を出し、人脈作り・商品企画などに動き回っている。

<龍神はーとの主な活動> 

・創作活動をする人たちのイベント・交流会の開催:月替わりで地元の芸術家の作品展を企画し店内で展示、販売。

・地域外への出張販売:毎月第3日曜日、田辺市湊の闘鶏神社での「弁慶市」にも出店
・地元の小学校での食育:県の食育事業と連携してソバの栽培や加工を指導。子どもたちに収穫の喜びを伝えている。 

・遊休農地の活用:高齢者らが耕作できなくなった畑を借り、野菜やハーブを栽培
・イベントでの弁当提供:地元の食材を生かした素朴な献立が好評を得ている。地元にある「企業の森」の植樹イベントでは、仁坂知事も弁当を味わった。

・梅をベースにした「梅床」に野菜を漬け込む「紀州梅の床漬け」を商品化
・地元産のサトイモを使ったチーズケーキ、チョコレート菓子の「トリュフ」などの「ご当地スイーツ」を製造販売

・地元の素材を使った手作り料理を提供するレストランも営業
・「ごまさんスカイタワー」の指定管理者。
「和歌山で一番高い場所から地域を盛り上げていきたい」と意気込む。
[PR]
by mako0491 | 2013-12-13 11:59 | アタマ記事
温泉私情
かなや明恵峡温泉


紅葉たけなわの日高路のR424 を有田川町に向かって
明恵峡温泉をめざした。
道々の紅葉は鮮やかなうるしの赤、檜や杉の深い緑と
相まってところどころに展開する黄色い銀杏。錦秋と
いう名のとおりのダイナミックな風景。

道すがら小さな無人売店では、ゆずやアケビ、庭で栽培
していたような、風癖がつき茎の曲がった菊も売られてい
る。

目的の温泉はすぐ見つかったが、まず外観におどろいた。
真黒な御櫃のような建築物である。

NYにいた時見たホイットニー美術館に似てなくもない。
明るく広々としたロビーや休憩室は、ゆとりのある空間で、
風呂上りの皆はのんびり寝そべったりビールを飲んだりと
幸せな団らん風景をみせてくれた。

この温泉の泉質はアルカリ性低調性鉱泉と早口言葉の
ような効能だが入ってみるとじわーっとゆっくりときいて
くる。

インテリアは中もモノトーンの黒で統一されシックだけ
れどモダンな雰囲気で都会的。
e0171960_11254056.jpg
何よりよかったのは、露天風呂。
空の青と、たわわに実った柿のコントラスト。ゆっくり
流れる雲、風。

 頭の中を空っぽにして堪能していたら甲高い百舌鳥の
なきごえに、はっと我に返り、現実にひきもどされる。

明恵峡温泉は明恵上人にゆかりがあるらしい。

明恵上人てどなた?の疑問を解くべく生誕地をおとずれた。
鎌倉時代の高僧だそうな。

栄西の持ってきたお茶を宇治に広めたり、紀州にも広めた
り「茶の祖」と言われてるようだから、今風にいうと町つく
りの名人かなあ。

何より興味深いのは上人の読んだ歌がカタカナ文字で
残っていたこと。

上人直筆とあり、感動。指でなぞっても、上人の気持
ちまでは汲み取れないがこの地にお住まいだったという
ことが感動のもとかもしれない。

気が付いてあたりを見回すと回り一面ハッサクが実り、
時旧れた大樹の陰に卒都婆がたっていた。

温泉に入り少しの歴史に触れ至福の一日であったが、
帰りの山々は時雨て霧がたちはじめていた。

[分け入りて女人高野のしぐれかな・・・炎弥子]


         (岡本 炎弥子)
[PR]
by mako0491 | 2013-12-10 11:22 | 温泉巡り

てのひら


e0171960_1250135.jpg



てのひら

瀧村有子著 藤田ひおこ絵

 

PHP研究所

2010年 1260円

http://tinyurl.com/lztgapd

対象年齢:年齢に応じた読み方があるようです。

(読んでもらうには)3歳から

(自分で読むには)小学生ごろから大人まで 

 

<あらすじ>

ゆみちゃんは幼稚園に通う3歳の女の子です。毎日、幼稚園バスに乗って登園します。

ママが笑顔で見送っても、ゆみちゃんは口をぎゅっとむすんだまま。バスでも、幼稚園に着いても、元気がありません。お友達が遊んでいても見ているだけです。

ママはゆみちゃんが元気になる方法をうーんと考えました。

次の日、ママはゆみちゃんに元気が出るおまじないをかけることにしました。

 

ママはゆみちゃんの手のひらに小さな「にっこりマーク」を書きました。

 

次の日も、次の日も、にっこりマークはゆみちゃんに微笑みかけます。ゆみちゃんは小さい声だけど、歌が歌えるようになりました。給食も残すけれど、食べられるようになりました。

でも、まだお庭で遊んだことはありません。窓から見ているだけです。

あるひ、ママはいつもとは違う「スペシャルマーク」を書いてくれました。泣いてもいいよ、の「え―んマーク」です。

「泣いてもいいの?」おどろいたゆみちゃんは、ママに聞きかえしました。

「泣きたくなったときに、にっこりするのは大変でしょ?だから泣きたいときは泣いてくださーい」

私たちもそうですよね。安心して、反対に、にっこり笑顔になりそうですね♪

 

(浦田ひろみ)


 


[PR]
by mako0491 | 2013-12-06 12:58 | 絵本この一冊

健康長寿日本1目指す

 
 和歌山、県民運動につなげる

  健康推進員らの育成急ぐ


 「健康寿命」とは、生涯のうちで病気や障害がなく過ごすことができた期間を言う。平均寿命も大切な数値ではあるが、何よりも介護が不要の健康寿命が重要である。「健康長寿日本一わかやま」を目指して、県・超党派議員・NPОを中心とした県民たちが動き出した。平成26年度より「推進会議」の設置、ラジオ体操県内15ヵ所、約1000人の指導者育成、健康推進員年間500人(5年で2500人)育成の方向が打ち出され、着々と準備を進めている。
  (中村 聖代)


e0171960_1192479.jpg
田中理恵さん(舞台の真ん中)が振りつけた小学生向けエクササイズ⇒ 

 【社会老年学】
 だれもが幸福で生きがいに満ちた高齢期を迎えたいと念願する。  
この思いに応え、幸福な老い(サクセスフル・エイジング)の条件を明らかにするのが社会老年学の課題であるようだが、達成に至るまでは険しいという。

 日本の高齢者では、健康と経済的安定と家族(配偶者と子ども)の3つが、主観的幸福感の程度を決める主要な条件であるとされている。

 しかし、これらは高齢期を幸福にする条件というより、不幸になるのを防止する条件でしかない。高齢期を不幸なものにする条件が多くの人に共通であるのに対して、幸福だと感じさせる要因は人によってさまざまだからだろう。

 【明るい長寿社会作り】
 今まで高齢者は「若い者の迷惑にならないように」という言葉を口にしてきた。しかし、「迷惑にならない」だけでは頼りにすべき「若い者」が少なくなるこれからの時代を乗りきることはできない。  

 高齢者の8割強は介護を必要としない自立高齢者であり、このような元気な高齢者が、各自の能力を活かしボランティア活動などを通じて地域社会に積極的に参加することが、より自分らしく生きがいのある人生を送ることにつながる。高齢者がなんらかの社会的な役割を担い続けることが明るい長寿社会を築くカギとなる。

 【和歌山県、低い位置】
 ひるがえって都道府県別でみた場合、和歌山県の平均寿命・健康寿命は、男女ともかなり低位置にあり、要介護期間も長いという。また小1から高3までの県民男女体力合計得点平均の推移をみても、全国平均を下回り、その差が中1から高3までの間に広がってきている。

 【長計で打ち出す】
 「和歌山県長期総合計画」健康づくりの項のなかでも「健康長寿日本一わかやま」を目指すと県は打ち出している。県議会議員浦口高典氏をはじめとして超党派的に、この「健康長寿日本一わかやま」の実現に向けて具体的に進んでいこうとする動きがある。

 【リーダー育成】
 「健康長寿日本一わかやま」プロジェクトがそうだ。推進会議の設置は県で決定された。実行委員会や学習会などを通じて、健康推進リーダーとなる人材を育成しようとする。
 
 子どもたちの体力づくりも欠かせない。県が制作を進めてきた「紀州っ子かがやきエクササイズ&ダンス」が完成し、11月24日和歌山城西の丸広場で披露された。小学生向けの振り付けは体操女子日本代表の田中理恵氏、中・高校生向けは、りら創造芸術高等専修学校講師が担当した。

 【高齢者の参加意欲】 
 ところで、高齢者のボランティア活動への参加意欲は高く、全国社会福祉協議会による「全国ボランティア活動者実態調査」(2001年)によれば、ボランティア活動従事者の中で60歳以上が過半数を占めるとの報告もみられる。

 最近では、とくに高齢者による福祉関連のボランティア(例えば、高齢者等との話し相手、外出の手伝い、子育て支援など)への関心が高まりつつあり、ボランティア自身の健康・生きがいづくりにも大いに役立つと考えられる。

 介護予防関連のボランティアに参加することで、自身の握力や片足立ち時間等の改善がみられたとか、健康感や生活への満足感も増したなどの根拠も示されている。

 県の高齢者自身が健康推進リーダーとなって健康長寿日本一わかやまの実現に向かっていけば一石二鳥ではないだろうか。

<健康長寿1番の長野の秘訣> 長野県が健康寿命で、男女とも全国ナンバー1(平成22年度)になっている。その秘訣は「保健補導員」の活躍にある。地域で健康活動を啓発したり、健康診断の受診を呼びかけるボランティアのこと。

1958年には長野県の脳卒中死亡率は全国1位だった。高血圧を防ぐ「減塩運動」が始まり、長寿県作りのきっかけとなった。その生活改善を支えているのが保健師の活動を補助する保健補導員である。
 
保健補導員の経験者は延べ20万人。女性の5人に1人の割合だ。地域の役割として交代に行うことがポイント。おかげで肥満者や喫煙者の割合が低くなり、野菜摂取量は全国1位になったという。和歌山県は「健康推進員」をその仕事に充てる。
[PR]
by mako0491 | 2013-12-06 11:21 | アタマ記事