わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

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10・19掲載「女の視点・論点」



 JR阪和線が紀の川にさしかかる。夕日に川面がキラキラ光る。私の心の声がつぶやく。
 「ただいま、和歌山」。
 
 和歌山市に生まれ育った私は、東大阪市にある大学までJRで通学していた。帰りの電車の窓から紀の川が見えると「あぁ、帰ってきた」とほっとした気持ちになった。
 
 和歌山なんかいなかやし、何にもないわ。大阪にはあんなお店もこんなものもある。たまに都会の空気を吸いたくなって出かけるが、帰りには、満員で座れなくても一本でも早い電車に乗っている。いなかでも、何にもなくても、私は和歌山が「好き」らしい。紀の川はそれを実感できる私の「ただいまポイント」なのだ。
 
 もちろん和歌山には、イヤなとこも、もうちょっとこうやったらええのにというとこも、いっぱいある。それでも帰ってきたらほっとするところなのだ。イヤなとこが少しでもええとこに変わったら、もっと好きになれるかも。

  じゃぁ和歌山が大阪みたいになんでもあるようになればいい?答えはNOだ。和歌山がいなかで何にもない?都会にあるものは何にもなくても、都会にないものがいっぱいあるやん!そこが和歌山のええとこなんよ。ええとこに気づいて、ええとこ増やしたら、自慢の和歌山できあがり。「どこから来たんですか?」と聞かれて、「和歌山です!」とドヤ顔で言える。

  和歌山、ええとこやで。他府県出身の方にも、和歌山を好きになってほしい。和歌山のどこかが「ただいまポイント」になるとうれしい。あなたの「ただいまポイント」はどこですか?
                                           (山本 智子)

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by mako0491 | 2012-10-19 11:08 | 女の視点
e0171960_15152067.jpg10月19日掲載

市民目線で「まちなか」元気に
                  後藤 千晴

 「わかやまイイネ!プロジェクト(略称:わいプロ)」は8月17日に生まれたばかりの新しい団体です。
 
 和歌山市はこれまでも、まちおこし、まちづくり、中心市街地活性化、まちなか再生…と名前を変えて様々な取組みをしてきましたが、残念ながら市民目線ではその成果を実感できないのが現状です。
 
 そこで私たちがまず考えた事は、目的から考え直そう!ということです。「中心市街地活性化」や「まちなか再生」は「なんのためにやるの?」・・・出てきた答えは「まちのみんなの幸せ」でした。「まちなか」が、人と情報が集まり賑わいのある市民の誇りの場となれば、和歌山市を中心としたこの地域に暮らす人々の多くが幸せを感じるのではないだろうか、という思いのもと、このプロジェクトが誕生しました。
 
 8月17日の発足後、わいプロの中には「キラキラ水辺大作戦チーム」と「まちなか読書会チーム」が生まれ活動を始めています。「キラキラ水辺大作戦」は9月22日にNPO法人水都OSAKA水辺のまち再生プロジェクトの笹尾和宏氏を招き、水辺を活用したまちづくりについて講演&フィールドワークを実施しました。その後は京橋でお弁当を持って集まる「ふらっと水辺ランチ」を不定期に実施しています。

 また「まちなか読書会」は10月20日(土)にみんなの学校地下1階で第1回を開催する予定です。その後は月に1回まちなかのカフェなどで実施する予定です。

 現在、このプロジェクトの中で、私は事務局という役割をいただき、メンバーのみんなが活動するためのサポートをしています。わいプロの看板娘・・・とはいいませんが、持ち前の元気と笑顔で、みんなが楽しく活動できるように、そして和歌山をみんなのイイネ!でいっぱいにできるように、今後も活動を続けていきたいと思います。
                                     
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by mako0491 | 2012-10-18 15:13 | 新風・ワダイビト

建築士探偵が活躍

 
10月19日掲載
 『浮遊封館』
  門前 典之著  

   原 書房 1890円   2008年

過去に起こった。
①旅客機墜落事故ーしかし乗客130名の遺体が消失。
②謎の宗教団体の信者消失事件。
③身元不明者の遺体消失事件。
現在に起こる。
①雪密室事件。
その裏で暗躍する謎の教団「奇蹟の光」

 過去、現在のそれらの事件が一つに繋がり全貌が明らかになる。
 時にグロテスクに、時に猟奇的に、そして論理的に解明された驚愕の真実に驚愕する、本格ミステリのファンには堪らない一冊だ。
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 探偵は蜘蛛手建築士。看板には「蜘蛛手建築事務所」の吹き出しに「及び探偵」とある。容貌、正確な年齢、名前は書かれていない。
 ワトソンは宮村。30代のK大の学生。容貌、正確な年齢、名前は書かれていない。
 
 このコンビはキャラとしては、島田荘司の御手洗潔と石岡和己を彷彿とさせ、わたし的には大歓迎であるのは云うまでもない。宮村は石岡が御手洗に顎で使われるのように、蜘蛛手に扱き使われる。よくここまで似せて書いたなあと思う。でも好きです!!御手洗潔症候群の方はどうぞお読みください。少しは病が癒えるかも?

  この作品はシリーズ2作目で探偵、蜘蛛手の詳細が分からずもどかしい思いをしたが、3冊目の「屍の命題」で経歴が分かり、胸のつかえが下りました。蜘蛛手啓司 33歳、一級建築士。建築士探偵なのだ。篠田真由美の桜井京介は建築家探偵でこちらは建築士探偵。
 
 門前典之は1997年に「唖吼の輪廻」(あくのりんね)(後に「屍の命題」に改題出版)で第7回鮎川哲也賞最終候補になり、「建築資材」で第11回鮎川哲也賞を受賞。
 当時の選考委員は鮎川哲也、島田荘司、笠井潔の本格の鬼の3名。   
 
 門前典之は現在まで長編は「建築資材」「浮遊封館」「屍の命題」「灰王家の怪人」4作品を出版。いずれも一級建築士の知識を応用した本格ミステリーだ。
 
  4作品のうち3作が蜘蛛手シリーズで、とても面白い本格を読めたと保証できる作品だ。
 本格には猟奇的な作品が多くて気分を害する方も多いが、それが本格の本格たる所以である。
 今回から新しい本格の旗手を3名ご紹介します。是非その著作を読んでいただきたいと切に願う。

                                               (阪井 俊夫)
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by mako0491 | 2012-10-18 14:28 | ミステリーの愉しみ

10月19日掲載

農家女性が「6次産業」伸ばす

不揃い品をジャムなどに加工

足元の宝物を見過ごしていませんか


 「もったいない」の気持ちが生み出す、地域の農産加工品。ちょっと形が悪い、傷がついた、というだけで選果場に出せない果実や、果汁を絞ったあとの皮の山…それらをなんとか利用できないかと、ジャムやアイスクリームを作り始めた農家のおかあちゃんたち。その活動は、地域自体をPRするものとなり、農村の活性化に大きく貢献。これぞ農業界の期待する農村の女性パワーなのです。
                               (西浦 浩子)

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 ご存知のように、農産物を生み出すのは1次産業、それを加工製造(2次産業)し、付加価値をつけて流通販売(3次産業)するので、1×2×3=6次産業。この「農業の6次産業化」を支えているのが、農家のおかあちゃんたちの「もったいない」パワーです。選果場に出ない果実だって、味は抜群、新鮮この上ない。そんな贅沢素材を惜しみなく使えるのも生産者ならではのメリット。ていねいに手造りされるジャムやドレッシング、お惣菜など…。

まずは「自分たちの楽しみ」
 農業の盛んな和歌山県の中間支援NPOとして、商品や農産物加工グループの方々とで出会う中、そんな農村の女性のパワーに感動の連続です。

 各地域で活動する加工グループを構成するのは、多くは農家の女性。年間通しての農作業に加え、家事、育児をこなしながら、地域のために活動を続けるのはたいへんなこと。それだけに、やはり後継者不足が課題となっているグループが多いのは事実ですが、紀の川市の桃農家の加工グループの方は、「確かに若い人は少ないが、次の世代も育児やパート勤めが一段落したら(加工活動に)かかわってくれると思う。そうして脈々と続いていくのでは」と言います。

 取材をしてきた多くの加工グループにおいては、農業振興、地域活性化といった目的もありながら、まずは「自分たちの楽しみ」だと言う方も多く、高齢者の生きがいづくりの意味合いも強いようです。

振興局スタッフも力
 もちろん単なるサークル活動とは違い、「買って食べていただく限りは、絶対に安心安全なもの、味のよいものを提供します」というプロ意識と商品に対する自信には確固たるものがあります。

 さらに、行政からの指定管理を受託したり、補助金を活用しながら、地域の雇用創出といった経済的発展に貢献する団体もあり、それらの活動において、大きな力となっているのが、各振興局の農業振興担当の女性たちです。もともと、農業普及員といわれる専門分野の行政職で、現場に入り、相談役として、補助金申請のアドバイスから商品作りの提案まで、活動者の頼れる存在となっています。

流通経路の確保難しい
 県内のいろいろな農村で、地域の素材をたっぷり使った贅沢な加工品が作られていますが、やはり各グループとも、商品PRや流通経路の確保には限界を感じています。田辺市「龍神は~と」や古座川町「古座川ゆず平井の里」のように、首都圏でも販売するなど、広く販路を見出している事例もあります。しかしたいていは、近くの農産物直売所やお土産店で販売する程度で、なかなか世間の目にふれることが少ないようです。

 そこで、県内に情報を発信するメディアの方々に、そういった農村の「宝物」をどんどん紹介して、和歌山県の特産品として盛り上げていってもらいたいものだな、と思うのです。
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「ええもん」もっと発信を
 例えば、先述の「龍神は~と」の原さんがつくる究極のスローフードともいえる「ゆべし」、「古座川ゆず平井の里」の、ぷるるん…となめらかなゆずゼリー、桃農家ならではの贅沢素材たっぷりの「桃りゃんせ・夢工房」の桃のコンフィチュール、紀の川市「四季グループ」の手造りこんにゃくとゆず味噌、九度山の「柿加工グループ」が作る珍しい柿のジャムなど、枚挙にいとまがありません。

 どれも、そこでしか、その人たちにしか作れない特産品。それを知ることで、今度は、どんなところで作っているんだろう、どんな人たちが作っているんだろう、との思いから、その場所を訪れたくなる。買いたい→行きたい→住みたい、この流れが今の和歌山に必要です。新聞や情報誌、テレビ、ラジオで、もっともっと「和歌山のええもん」発信してほしい、と思います。
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by mako0491 | 2012-10-18 13:58 | アタマ記事
絵本この一冊
『春になったらあけてください』
増井邦恵作 あべまれこ絵 
 BL出版 2008年 1365円
http://tinyurl.com/9nvqwxx


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・対象年齢:年齢に応じた読み方があるようです。
(読んでもらうには)6歳から
(自分で読むには)小学生から大人まで 
     
 今は寒さを求めてしまいますが、こんな季節の楽しみ方もおしゃれで素敵と思いました。

<あらすじ>
「また、当たったわ」
 懸賞に応募するのが大好きなお母さんの声が玄関に響きました。
 僕は「こんどは、なに?」と、わくわく。
 宅配便の箱の大きさから、メロンが入っていそうです。

 ところが、残念。
 空けてみると、箱の中には大きな缶が一つ。
 そして「春になったらあけてください」との手紙が入っていました。
 今は節分の豆まきをしたばかりで、春はまだまだのようです。
 
 その日の夕食は缶の中身の話で盛り上がりました。
 お父さんは「これはカニ缶に決まっている。春が食べごろなんだ」と言います。
 でも、春っていつなんだろう。

 お父さんは、「新入社員が会社に来たらさ」。お母さんは「桜が咲いたらよ」。
 おばあちゃんに電話で聞くと、「お彼岸だよ」。電話の後ろでおじいちゃんが「ふきのとうが出たらさ」。
 みんな春の思いは違うけれど、春が待ちどおしい。

 3月の日曜日になりました。もうぽかぽか陽気です。お母さんは庭でバラの手入れをしていました。バラの根元に肥料をやったとたん、「そうだ!これだったんだわ」。
 缶の事を思い出しました。いったい何が入っていたのでしょう。
                            (浦田 ひろみ)
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by mako0491 | 2012-10-08 16:17 | 絵本この一冊

貴志川線を数字で見る

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10・5
TOPXS
「あと4回多く乗って黒字に」


 最近、和歌山で話題になっている社会・経済面でのトピックスの本質や裏側を探り、新たな提案につなげていきます(随時掲載)。
              * * *
                
      「たまグッズ」を手にする木村副代表
 
 「紀望塾」(紀州に希望を呼ぶ研究会)に参加して、「貴志川線の未来を“つくる会”副代表木村幹生氏の話を聞いた。(代表は濱口晃夫氏)。

 三毛猫の「たま」が貴志駅の駅長に就任したのは2007年の1月。以降、たまちゃん人気で、貴志川線は一躍脚光を浴びた。

 たまグッズの販売、駅舎の改築に伴うミュージアム・カフェの併設、「いちご電車」「おもちゃ電車」の運行、年に何度も実施されるイベントなどなど“つくる会”ボランティアの手弁当の奉仕と貴志川線の社員が一丸となって頑張っている。

 国内だけでなく海外からも観光客が大勢喜志駅を訪れ、マスコミでも度々取り上げられている。
貴志川線は2005年、南海電気鉄道の完全撤退後、和歌山電気鐵道が運行を継続。廃線を免れ、和歌山県から10年間の欠損補助を受けることができた。しかし、たまちゃん人気でも赤字は続いているという。

 平成23年度決算では、輸送人員は前年並み、運輸収入は2%の減少で、経営損益は8100万円の赤字となった。

 運営補助金(上限8200万円)の範囲で抑えることが出来たが、厳しい経営が続いている。
「あと3年あまりで切れる補助金、そのあとをどうするか」「ボランティアの中心を若者に引継ぎたいが、なかなか難しい」といった課題が山積している。

 たまちゃんを見に来るだけで帰ってしまう旅行客も多いとか。加太線への相互乗り入れも物理的には可能と聞いた。せっかく和歌山まで来てくれた客を、日帰りじゃなく、和歌山にある多くの素敵なところまで足をのばしてもらう努力も不可欠だ。

 乗客数を今より30万人増、250万人にする必要がある。「あと4回多く乗って黒字にしよう」キャンペーンを展開している。我々市民の公共交通への理解・共感が欠かせない。
                                 (須藤 宥子)
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by mako0491 | 2012-10-08 13:50 | TOPIXS

紀州女のパワーに期待

10・5付け
コラム オトコの独り言 

 群馬県の出身だから、小さい時から「上州名物、空っ風とカカア天下」と聞かされて育った。
そういえば、母親の強さは相当なものだったと思い返される。
 その理由の一つに、群馬の女性は当時栄えた養蚕業関連の仕事に従事して、経済感覚が敏感だったという説もある。

 さてここ和歌山も女の強さは全国でも上位に入ると聞く。「和歌山の女性は強い」理由の一つは和歌山弁にあるといった仮説があるそうだ。
 
 和歌山弁には、敬語や男言葉、女言葉の区別がほとんど存在しない。そのおかげか、和歌山女はあんまり女らしい物言いや仕草を要求されずに育つ。
 
 その結果、性格もさっぱり、割り切りがよく、自分の意思を率直に表現する骨太の気質に成長するそうだ。
 古くは有吉佐和子著『華岡青洲の妻』、自ら進んで麻酔薬の実験台になる行動力はご存知の通りだ。

 こうした女性が最近、とみに増えているように感じる。
 企業経営の面では、中堅・ベンチャー系統、あるいはコミニュティビジネスなど意義ある仕事に成果を出している人が増えている。
 特にNPO(非営利組織)、NGO(非政府組織)の分野では女性の奮闘ぶりが目覚ましい。

「女性は全日制の市民、男性はパートタイムの市民」(政治学者 篠原一氏)――市民活動での女性は「水を得た魚のように動き回る」。
  
 福祉、教育を始め地域の居場所づくり、途上国への国際貢献といった様々な分野で活発に行動している。企画・実践力を一段と磨き、男性に意識改造を迫るぐらいのパワーを期待したいものだ。
 
 一つだけ心配なのは「女は生まれつき敵同士である」(ショウペンハウエル)。違いを乗り越えて、トラブルがない事を祈る。
                   (谷川 巌)
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by mako0491 | 2012-10-08 12:54 | 女の視点

和歌山児童家庭支援センター「きずな」

武田麻里さん、虐待防止の相談・助言

 県NPOサポートセンターなどが運営する研究会「紀望塾」のメンバーである武田麻里さんは、和歌山児童家庭支援センター「きずな」の主任ソーシャルワーカーである。高齢化、少子化、核家族化が進んだ現在、家庭生活において様々な問題が起こる。社会福祉士・精神保健福祉士,介護支援専門員等の資格を持つ彼女は、そういった相談の窓口となって、一年365日ほぼ24時間対応している。厳しい仕事に奮闘する武田さんの姿を追う。
                       ( 中村 聖代 )

e0171960_1228528.jpg【センターの役割】
 児童家庭支援センター(略して児家センという)は、県の委託を受け、児童相談所の補完的役割を担う相談機関として、現在全国に86箇所設置されている。
近畿では和歌山県が一番遅く設置され、「きずな」1箇所のみである。ちなみに、兵庫県は8箇所、大阪府は3箇所、奈良県と京都府は2箇所ある。
 
 和歌山市内には児童相談所などの機関があるので、このセンターは不要だという意見もあった。しかし、児童相談所だけでは対応しきれない案件が増え、県が実施している「子どもと家庭のテレフォン110番」を平日は「きずな」が対応するという条件で開所に至った経緯がある。そのため、本来の児家セン業務が十分できないジレンマもある。

【センターの業務】
 武田さんは、「0から18歳までの子どものよろず相談所」だという。しかし実際は、18歳を過ぎたからといって、支援を断ち切れるものではない。
 
 子ども自身の悩みだけでなく、保護者や祖父母からの相談。近隣住民からの「虐待かも?」といった相談や、学校や保育園、幼稚園からの相談も受ける。

【親支援プログラム】
 今までのような、事が起こった後の対応より、虐待を未然に防ぐ「予防的取り組み」の必要性があることから、複数の親支援プログラムの実施を始めた。

 「10月から、ノーバディーズパーフェクト(完璧な親なんていない)をはじめ、1月にコモンセンスプログラム(6つの技を使った子育て方法)の講演会を実施、2月にコモンセンスプログラム2回連続講座で開きます」。他府県では、里親や教育関係者にも好評だそうだ。我々も受けた方が良いらしい。

【過酷な仕事】
 電話や面談で話を聞いた武田さんは、行政や学校、医療機関、警察や法律家とも相談して解決策を提案する。「明確な答え」があるわけではなく、「うまくいった」と思えることはあまりないと言う。

 こんな事例も経験した。夫からのDV(家庭内暴力)を受けた母親からの相談。覚せい剤を打たれたとも言う。急きょ子どもとともに保護。警察に連絡し、夫が手出しできないようにした。逆に武田さんに身の危険が及び、とある場所で隠まってもらい、1週間帰れなかった。
携帯電話は手放せず、お風呂の中まで持ち込む。 
児家センへ来る前は、助言するだけでなく、一緒に動いて解決することも多く、引っ越しの手伝いもした。

 ネガティブな話ばかりで、自身も負にならないのかとの問いに、「自分にバリヤーをつくるイメージトレーニングや、休日はほぼ勉強会に行っています」。「それでもこたえる時は多々ある」と。

【自身のスタンス】
 「かかわるのは相手の人生の一部であって全てを背負うわけにはいかない。援助者が何もかもやってしまうのではなく、相談者のできない部分を補う。そして自分自身に何ができて、何ができないのかを見極めることは非常に大切だ」と、武田さんは語ってくれた。
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by mako0491 | 2012-10-08 12:32 | アタマ記事