わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

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とよた かずひこ 著
アリス館 1988年 1365円
対象年齢:2歳から 
http://tinyurl.com/enmhe

 この絵本の町には笑顔があふれています。読んでいてほんわか暖かくなってきますよ。

<あらすじ>
 愛らしい緑のワニが一軒家に住んでいます。名前は「バルボンさん」。
 バルボンさんはよく挨拶します。
 新聞を取る時に出会った近所のお父さんには、「おはようございます。いってらっしゃい」
 お花にお水をやっている時に出会った子ども達には、「おはよう。きをつけていってらっしゃい」

 そんな愛らしい、バルボンさんがおでかけします。
 どこに行くのでしょう。
 バルボンさんはバスに乗ります。もちろんバスの運転手さんに挨拶です。「おはようございます。今日もよろしくお願いします」
 短い手足のバルボンさん、バスに乗るのは少し大変です。
「よいしょ、どっこいしょ…」
 つり革を口でくわえていたバルボンさん、席が空いたので座ります。
 すると、こっくりこっくり寝てしまいました。
 でも、大丈夫なんです。
 運転手さんもお客さんもバルボンさんが降りる駅を知っていて、「バルボンさん、バルボンさん、つきましたよ」と教えてくれるのです。
 さて、ついたところはどこでしょうか。
        * * *
 こんな町に住む子ども達は楽しいでしょうね♪

                                                           e0171960_16144322.jpg(浦田ひろみ)
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by mako0491 | 2010-04-22 16:20 | 絵本この一冊

 
 和歌山大学教育学部の特別支援教育フォーラムに参加しました。そこで「優しさを科学する」という素敵なテーマで、自閉症の子供への対応と成長の見守り、いじめをする子・受ける子の背景と対応の報告を聴きました。
 自閉症の子には、頭で考えるのではなくその子の気持ちに寄り添うことが語られました。いじめっ子といわれている子には、背景に家庭環境があり、現象には必ず原因があるということを学びました。
 人は誰もが認められたい・気持ちをわかって欲しいと思っています。その思いを言語化させる術を持たない子どもたちに、不安を外に吐き出させることが出来るならば、当人も周りの人も随分と楽に生きられるでしょう。
 
 学校教育の現場では特別支援教育として、生きていく上で大切なことを、その特性を理解し成長を見守り導いています。
 しかし、社会の中で、自閉症・アスペルガー症候群・学習障害・注意欠陥多動性障害などの発達障害を持つ人は、身体障害などとは異なって外的には分からないために、コミュニケーションがとれずに苦しんでいると 考えられます。
 地域社会の中で生きていくためには、働く場所を獲得できないことや、多くの外的な壁にぶち当たることも想像できます。
 周りの人たちが障害を持つ人たちの特性を認め、少しの伝える工夫と努力があれば、社会の中での居場所をきちんと持ち、生きていけるのではないかと思います。
 
 障害者を雇用している会社の経営者の皆さんは、それぞれの言葉で障害者と共に生きることを語られます。その言葉は温かく胸に染み入ります。
 多様な個性と認めること、違いを認め合うことこそ、優しさを科学することであると思いました。

         (北山 妙子)
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by mako0491 | 2010-04-22 16:01 | 女の視点