わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

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ピカソの絵本―あっちむいてホイッ!

結城  昌子


小学館   1993年 1512円
対象年齢:(読んでもらうには)2歳から
(自分で読むには)4歳・小学生ごろから
http://tinyurl.com/7fdm96

子どもを美術館に連れて行くのは少し気が引けるという方、子どもに芸術に触れさせたい方におすすめです。大人も存分に楽しめる全冊揃えたくなるシリーズ絵本です♪

<おすすめポイント>
美術館にしか売っていなかった「小学館あーとぶっく」シリーズの絵本の1冊です。
Amazonや楽天などのネットでも購入できるようになりました。

美術図鑑といえば、黒い文字で書かれた解説と一枚の絵ではありませんか?この絵本はカラフルで可愛い文字が踊っています。

文章は1つの物語。
絵も色々な形に切り取られていたり、アップになっていたり。そして、絵の背景が分かるように絵のモデルの写真とつなぎ合わせてみたり、と「絵本」そのもの。

他に
ゴッホ、モネ、ルノワール、ルソー、スーラ、シャガール、ゴーギャン、クレー、マティス、ローランサン、モディリアニ、ミロの絵本があります。

ぱらぱら見るだけでお気に入りの絵が見つかるかもしれませんよ。
(浦田 ひろみ)

                                                  2009/3/27
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by mako0491 | 2009-03-31 15:17 | 絵本この一冊

あぁ講演会エレジー

 女の視点・論点

 楽しみにしていた講座は、五十名程参加の座学だった。
 軽妙洒脱は求めすぎ、としても、講師の声が小さくて聞こえない、話を忘れて
途中で止まる。参加者は飽きて目は宙を泳いでいる。あーあ、前の人寝てしもう
た。退屈。もっとアタマもカラダも忙しくさせてよお。 
 準備不足を自覚してか、先生は終始詫びておられる。そんなに謝らなくてもい
いのに。主催者はと見ると「プロなんだから面白くして当たり前でしょ」と迫っ
ているかのような険しい表情。おお、こわ。どちらにも同情。ともかく無事に
終って欲しいと願う、見守り親心がスイッチオン。「ついでに人ウオッチングし
ようっと」。ごめんなさい正直者なんです・・・。
 終った!拍手!
 さて、くだんの主催者は、「ありがとうございました」と素っ気無く一言を
放ったきりで、お見送り用にもう一度拍手、という大切なセレモニーも見事に割
愛し、講師を演台に残したまま(!)さっさと次の案内に移ってしまった。
 「冷たあ」
 「感謝してへんなあ」
 隣の人が呟いた。
 ほんとだ。盛り上がらなかったから評価を変えた。上から目線、ついでに日和
見の失礼な態度が見える。それはそちらでバトルしてよ。この場には受講生とい
う支援者が多数いるし、充分共有したんだから、だめ押しまで与えられる必要は
ない。むしろ欲しいのは、講師に感謝とねぎらいを、笑いが足りなかった?受講
生にジョークのきいた、そしてテーマへの好奇心をそがないような、熱い心と言
葉を、じゃないの? 
 講師と主催者と参加者で創る世界の話だが、どの場にも共通する教えがあるよ
うに思う。青ざめる前に、さっさと気づいておきたい。      
                                  (小林 由紀子)

                                2009・3・27
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by mako0491 | 2009-03-31 14:34 | 女の視点

紀州粉河のまちづくり

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「とんまか通り」の
賑わい再び


活動の基盤は「女の口こみ」


 お寺や神社の周りにたくさんの人々が住むようになって町として発展した門前町。全国的にも有名な「西国三十三ヶ所めぐり」の第三番札所、 「風猛山 粉河寺」を中心とした門前町商店街も、戦前は「紀北の商都」と呼ばれ、約100軒のお店が立ち並んでいたが、現在の「とんまか通り」(注参照)は札所もそそくさと素通りされる体たらくである。そこで「にぎわいを取り戻そう」と活動を開始したのが「紀州粉河街づくり塾」。楠富晴会長 のアイデアを柔軟な姿勢でサポートしつつ、ネットワークを拡げている女性たちの活躍が期待される。  (中村 聖代)
 
 【メンバー拡大の中心は女性】
 商売から少し離れ別の視点からまちの活性化を考えてみよう、魅力あるまちづくりこそが、次世代の子どもに残すものではないかーーと、「紀州粉河街づくり塾」が2007年4月に発足。
 副会長貴志厚子さんは言う。「ここの人たちに助けられて生きてきました。これからは自分ができることで精いっぱいご恩返しがしたいです」
 嶋和子さんは、「この活動で、顔見知りが増えお互いに挨拶する人が増えました。街がひとつになった気がします」
 ブティックエミー経営者木村康恵(みちえ)さんも「昔あった格子窓や路地といった風情が消え、若い時はなんとも思いませんでしたが、あちこちに旅して、なくなってしまったもの悲しみを感じます。    仲間と活動することで明日への希望がわいてきます。お店をサロンにして若いひとたちと話をするのが楽しいのです」

 【映画をきっかけに】
 暗中模索の中で始まった同塾だが、おりしも映画「ふるさとをください」(きょうされん旧称:共同作業所全国連絡会:制作)のロケが粉河寺周辺で行われることに。同塾が中心となってエキストラを呼びかけたところ、約200人が集まった。同塾会長のお家が撮影現場に。
 粉河の公民館で「町民緊急集会」シーンの撮影。肌寒い10月の夜に浴衣を着ての盆踊りシーンなどで協力。炊き出しを囲むボランティアや集まったエキストラ、映画スタッフらが「ひとつの大きな家族」のようになったという。

 【環境・福祉を中心に】
 ひと・まちにやさしくという理念。環境では「KОKОSО530(ココエスオーごみゼロ)と名づけた清掃活動。当初、粉河高校の総合学習活動の一環としての参加を前提に作ったが、住民がたくさん参加。今年2年目を迎える。
 福祉の面で言えば、映画「ふるさとをください」で一緒になった共同作業所「麦の郷」とのコラボも計画している。
  
 【だんじりなどの画像を石灯篭に】
 商工会の「魅力ある街づくり委員会」が、行政の助成金をひっぱってきた。それで何をすべきかと住民に問うたところ、粉河町の歴史や文化にまつわる画像を付した石灯篭を設置しようということになった。近く数メートルおきに設置する。
 また、商工会の「特産品開発育成委員会」では、女性部の有志が「ハッサクプーロ」(厳選した八朔をまるごとスライスしてアーモンドの生地にトッピングしたもの)を手作りで販売。粉河の果実八朔をうまく利用した企画で、人気が出ている。
 
 【新たな企画に知恵】
 JR粉河駅の一部スペースに粉河の文化や歴史の紹介、絵画展・写真展等各種イベントの開催などを考えている。レンタサイクルを置くといった話も出ている。
 すぐ近くに、集客力のある、厄よけ長田観音、華岡青洲の里があり、粉河寺という強力なマグネットを活用して、それらの施設と回遊性を持たせ、商店街に足を運んでもらう仕組みづくりが求められている。
 
 (注)「とんまか」とは粉河祭のだんじり囃子のこと。JR粉河駅から粉河寺までの約八百メートルの長い直線の「とんまか通り」商店街。3つの商店街連合会があったが、2007年に最後の商店街連合会が解散。まちそのものも35年にわたる都市計画のなかですっかり変貌をとげ、道幅が広くなって車が通り、美しくなったものの、経営者の高齢化が進み、子どもが店を継いでくれるかどうかもわからない状況になってしまった。
2009.3.27付
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by mako0491 | 2009-03-27 14:08 | アタマ記事

 女性にとって「30歳を迎えましょう」という時期は、「今後の自分について真面目に考えなければ」という思いが心に生まれ、不安や迷いを抱えやすい節目の時期だと聞いていました。 
 大学時代までは「悩みがないのが悩みです」などと言っていた私も、卒業後約8年間、技術翻訳の仕事を続けた結果、「今後もこの仕事と歩んでいくのだろうか」といった疑問に支配されながらその時期を過ごすようになりました。

 ストレスの渦に囲まれ自信を失っていく中、自分自身を認めたい、そのための評価を得たいという強い気持ちはさらに自分を苦しめ、昔は空を見つめ笛をふきながら歩いているようだった私が、いつのまにか悲観の海に心を沈め、地面を見つめながら歩くようになっていました。
 
 そんな私の目をまた空の方へと向けてくれたのは、心配した母の「ヨーロッパにでも留学して少しリラックスしてみれば」というありがたい言葉に心をほぐされ、渡ったイタリア・フィレンツェでの生活でした。   
 「リラックスしながら今後の道を考えることができれば」という甘い目的を嘲笑うかのようなトラブルも多々あったものの、そんな目的も忘れるほどに、巡りあった素晴らしい友人とワインを手に語り合い、ただただ楽しむことのできた多くの時間は、私の心を海からすくいあげてくれました。
 
 だからこそ深く心に染み入ったフィレンツェの教会の鐘の音は、今でも思い出す度に、「人生は美しくなりうるのです」と優しく強く胸に響き渡ります。
 そして私の前には、未だどんな道かはわからないにせよ、空を見つめながら歩くことのできる道が広がっている気がしてなりません。
                                        (樽谷 麻美)
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by mako0491 | 2009-03-10 10:21 | 女の視点

  中国も地方が心温かい

 高層ビルの数々、大型デパート。北京や上海の生活は東京と変わらない程、何不自由を感じません。  
 しかし、私の中でいつまで経っても忘れられない思い出の場所は、学生時代に訪れた東北部に位置する吉林です。
 吉林は北京や上海ほど発展しておらず、舗装されていない砂まみれの道、決まった時間にしか使えないシャワー、運転手と値段交渉しなければ乗れないタクシー、必ずいくつかの座席が壊れているバス・・・日本では予想も出来なかった不便な事・面倒くさい事がたくさんあります。でも、その分強烈に印象に残る、心温まる体験ができる場所でもあります。

 吉林では外国人だと分かると、「韓国人?日本人?」と話しかけられ、外国からのお客に対して、とても友好的です。街外れの小さな文房具屋でペンを買った時、「日本人がこの店に来るのは初めてよ!」と、ただでさえ安い値段を、更に大幅に安くしてくれました。
 また、学校の近くのよく行く市場では、「今日のお金はいいわ」と言って、何度も野菜を譲ってくれました。都会と違って田舎は不自由な事も多いです。でも人情味たっぷりな中国の情景がそこにはあります。     
 私の中で強烈に印象に残っている場所が吉林であり、それ故に北京での生活は、初め慣れないものがありました。

 本当の中国を感じられる場所は、やはり中国の地方なのではと思います。中国へ来る人が北京・上海などの都市にしか訪れないのであれば、少し寂しい気がします。
 東京の企業で働き始めた頃の和歌山の思い出にダブってきます。都市ではかなり薄れつつある、地方の最大の資源「人間のぬくもり」「人間のつながり」。これからも大切に守りたいと願っています。
                          (米田 登志子)
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by mako0491 | 2009-03-09 01:14 | 女の視点


  思い起こしのチカラ 

 「もう一度ワタシ発見」と銘打って、自分史講座を続けています。
 といっても、書き方・綴り方の座学ではありません。受講される五十代から九十代の地域の皆さんが、対話しながら「思い起こしのチカラ」「聴くチカラ」「書くチカラ」をバランス良く養い、これからに繋(つな)げて頂けるようなワークショップ・プログラムなのです。
 
今年は変化の年でした。関心を持っていた「回想法」を学び、「なつかしい物たち」が記憶の思い起こしを大いに助けてくれる事を体感したのです。講座に役立てようと、昭和時代に使われた、生活道具などをお借りしました。 
 たとえば「洗濯板」。
 「なつかしいものをお持ちしました。これご存知ですか」と私。すぐさま「たらいと一緒に使うねん」と洗い方を再現されます。
 「7才の時から洗濯してた。手が擦り切れたわあ」と、手をさすりながら語る方。あちこちから勢い良く、声が、笑いが、動きがおこります。
 たとえば「火のし」。
 「スミを入れてアイロンとして布団とかに使うてたよ」 
 「温度チェックの方法は?」と私。
 「(指をあてながら)こうやって、チュ、と言うたら丁度いいねん」と、教えて下さいます。

 まるで土星のワッカのように、一人の言葉から繋がり拡がり、つられて、つい「思い起こし」てしまう皆さん。
 暮らした場所が違っても、年代に差があっても、想い出を分かち合える。仲間ができ、書く孤独を乗り切れる。モノはすごい。でも人はもっと魅力的で奥深い。
 これからも、この思い起こしの時間と空間を仕掛け、地域で眠るなつかしいモノも発掘し、保管できる取組みもできれば・・・。
                        (小林 由紀子)
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by mako0491 | 2009-03-07 13:06 | 女の視点

  花の五十路はしぶとくて


 「花の命はしぶとくて そこそこ楽しいこともある」――ご存じ林芙美子の「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」のパロディであろう。
 女性のしなやかさ、したたかさをあまりにもうまく表現していて、このフレーズに出会った時、思わずにんまりしたものである。
 そして最近、女史の人生が、苦しきことのみが多かったわけではないというのを聞くに至っては・・・。

  無謀にも五十面下げて、次の就職口も探さないまま退職し、はや一月余りが過ぎた。毎日毎日パソコンや求人情報誌とにらめっこ。悪あがきと思いつつ老眼鏡に抵抗している身には、情報誌の活字は読み辛く、雑誌にまでオバさんは拒否されているのかと、すねたくもなる。
 年齢制限に理不尽さを感じたのは、四十代の始め。
 半ばを過ぎてからは、さもありなんと思いきや、このところ目につくのは年齢不問の文字。どこまで不問に付してくれるのかは知らないけれど、お互いに時間の無駄ではないのかと思ってしまう。
 応募する機会だけ均等に与えられてもねぇ。  

 友人が、覗いた園芸店に従業員募集の張り紙があり、三十五歳までと書いてあったので「この年齢だと子どもの病気や学校行事で休むことも多いのではないですか」と言ったら、オジサン店主「休んでもいい、一緒に働くなら若い方が」と答えたそうな。
 お見事!
 ブルーでもグレーでもなく、気持ちは真っ黒なのに、かすかな希望を胸に就職活動している私の応援フレーズ。
 「ま、人生捨てたもんじゃないな」と思わせてくれる冒頭の言葉である。
                                 (結城 志保) 
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by mako0491 | 2009-03-07 13:01 | 女の視点


 国際交流協会で「現地化」


 私は兵庫県で生まれ育ち、就職して初めて実家を離れて住んだのが和歌山に近い大阪南部でした。同じ関西といえども兵庫とは違うテンポのよさとラテン気質の人々に囲まれての生活はとても刺激的で楽しいものでした。
 その後結婚相手の転勤で静岡、名古屋に住み今年の五月には東京へ移り住みました。
初めて住んだ関西以外の地静岡では最初のころ言葉や人の気質の違いを感じ、自分が異文化の地からやってきたような気がしました。仕事もしていなかったので私は市の国際交流協会へ行きそこで何か自分にできることはないか探しました。

 そこで市内の小学校に外国人とともに異文化理解の授業をしにいくというボランティア活動に出会いました。文化が違うことの素晴らしさ面白さを子どもたちに気づかせるワークショップを組み立てたりしながら、私自身が関西と異なる文化を肌で感じその素晴らしさに気づいてゆきました。
 その後住んだ名古屋は静岡と同じ東海エリアといえども食文化も人の気質も異なりましたが、国際交流協会へ出向き、同じような活動に参加しました。そしてその土地の人と一緒に何かをすることで現地化してゆくことができました。

 国際交流協会は外国人と日本人の橋渡しの役割をするところですが、そこに住む外国人とは違う場所から来た私にとっては共感できる部分も多く、国際交流協会の活動をお手伝いすることが私と新しい土地の橋渡しの役割を果たしてくれたように思います。
 文化が違うからこそ面白く、それが人の生活を豊かにしているのです。東京でもそろそろ何か活動を始めようかとうずうずしています。
                                          (西川 陽子)
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by mako0491 | 2009-03-07 12:08 | 女の視点
消費者を強力サポート

家庭に忍び寄る悪の手防ぐー消費生活アドバイザーや相談員たち

 振り込め詐欺や悪徳商法などの事件が頻発している。私たちもいつ、トラブルに遭遇するかもしれない。そういったときに誰に相談すればよいのだろうか。また、被害に遭わないためにどういったことに気をつければ良いのか。NPO法人「消費者サポートネット和歌山」の理事長、佐々木俊子さんに会って話をきいた。
   (中村 聖代)

【和歌山で第1期生】
 消費生活アドバイザー、消費生活コンサルタント、消費生活専門相談員など、相談を受ける資格は3つある。(注参照)
 佐々木俊子さんは、定年退職後の仕事にと、和歌山県で最初に消費生活アドバイザーの資格を取得した。

和歌山県の消費生活相談を一手に
 2008年4月から和歌山県は、消費生活センターの相談・啓発業務を民間委託にした。その委託を受けたのが「消費者サポートネット和歌山」である。
 和歌山市にある県消費生活センターと田辺市の紀南支所の2ヶ所に相談窓口があり、先に挙げた3つの有資格者12人がローテーションを組んで対応する。   直接、消費者相談業務に加え、県下市町村の相談窓口のサポート、相談員・資格者の育成、消費者啓発など中核センターの役割を担う。
 県の啓発誌「くらしのとびら」(年4回発行)の原稿作成も担当している。

【どんなトラブルが多い?】
 昨年7月から12月までの消費生活相談の内容で多かったのは
・架空、不当請求(メールやはがきで未払い金請求が届き、「大至急連絡せよ」とあるが、請求には全く覚えがないというような相談)
・フリーローン、サラ金
(多重債務など)
・工事・建築(不要なリフォームで多額な金額の見積もり)――などだ。
 次のような具体的な事例を佐々木さんに挙げてもらった。
 《「低金利で融資してあげる」ともちかけられた。
「あなたの信用度をはかるため、他の金融会社でお金を借りて、証拠として送金してもらわねばならない」と言われ、指定された金融会社数社から合計150万円を借りて振り込んだが、その後、連絡が取れなくなった。お金は取り返せるだろうかという相談があったが、相手はどこの誰かもわからない。》
 「事前に相談があったら止められましたが、振り込んでしまうと後の祭りです」
 「一方、そういった犯罪に加担している若い人たちがいますが、額に汗することなくお金を手に入れること覚えたら、将来、どうなるかとても心配です」

【被害にあわないために】
 啓発のパンフレットで、「本当に必要かよく考える。うまい話を信用しない。契約内容はよく確かめて。署名や押印は慎重に」などと注意をよびかける。
 また「むやみにドアを開けないでドア越しに対応しましょう。すぐに契約はせず家族や身近な人に相談しましょう。他の2、3社から見積りをもらいじっくり考えましょう。契約したあとでもクーリング・オフの利用を」とアドバイス。
 「対応のしかたをアドバイスしてすぐに解決することもありますが、高齢のため、ご自分でできない方もいらっしゃいます。最近は相談内容も複雑になり、業者との交渉に時間がかかったり、専門弁護士に依頼しなければならない案件もでてきます」と、佐々木さんは現場での苦労話を語る。 

【今後の課題】
 消費生活関連の資格を持って相談業務をしているのは大部分が女性で、男性は定年退職者あるいは企業内で資格を取る人が多いという。その資格があるだけでは自立できないからだ。
 あの手この手で消費者を襲ってくる犯罪。消費者を守るために作られた法律があるが、その具体的な内容は、われわれ市民には理解しがたい。それをわかりやすく教え、生活の安心・安全を守ってくれるのが佐々木さんたちの仕事である。その割には、相談員の待遇が恵まれていない。もっと社会的評価があってもいいのではないだろうか。

(注)消費生活アドバイザーとは、(財)日本産業協会が実施し、通産大臣が認定する公的資格。消費生活に対する適切なアドバイスを行い、かつ消費者の意見や苦情などを企業経営に反映できる「企業と消費者のパイプ役」を担う人を養成することを目的に創設された。
消費生活コンサルタントとは、企業と消費者との間に起きるさまざまな問題の解決を図る専門家を認定する資格。(財)日本消費者協会が認定。
 消費生活専門相談員は、国民生活センターが実施している内閣総理大臣認定の公的資格。消費生活に関する相談を専門の知識をもって解決するのが主な業務。

2009年3月6日付け
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by mako0491 | 2009-03-06 16:59 | アタマ記事
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イスラムの黒い服でなく、それぞれの色鮮やかなファッションを楽しむマレーシアの女性たち
                                (女の視点、「マレーシアの街を彩る」参照)
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by mako0491 | 2009-03-03 17:46 | アタマ記事