わかやま新報女性面 (隔週金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

<   2008年 10月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ネットスーパーは
現代の御用聞き



 ネットスーパーという言葉をご存知だろうか?インターネットで生鮮食料品や惣菜、日用品の注文を受け付け、その日に近隣のスーパーから宅配するサービスである。核家族化が進み、育児で買い物が大変になるなどライフスタイルの変化に伴い、時間を有効活用しようとする心理が需要を支え、近年人気が高まっている。和歌山県ではオークワがその一翼を担っている。その現状や仕組みに迫ってみよう。(中村 聖代)
  
  【オークワの仕組み】
 利用するには、居住地が宅配対応地域で、会員になることが条件。入会金や会費は無料。
3000円以上になれば配送料を無料にしたり、注文を24時間いつでも受付けるなど、インターネットならではのサービスが売りもの。
 市内には和歌山中之島店とメッサオークワ高松店の2店があり、両方の店舗への登録が可能。配達可能区域はかなり広域にわたっている。折込チラシの商品も店舗で買うのと同じ価格で購入できる。業態の違う店舗をうまく使い分けられるのもオークワならではの仕組みだ。スタンダードタイプ(静止画版)とバーチャルタイプ(動画版) の2つのタイプから選べるのも特色。

 他のネットスーパーは、居住地域によって区切られ、最寄の店舗から配達される。バーチャルタイプのようなシステムもない。
 バーチャルタイプは、実際の店舗がそのまま撮影された画面で、ゲームを楽しむような感覚で、実店舗で買い物をするようにショッピングが楽しめる。
注文方法としては、写真で商品を確認することになり実物を見ることは出来ないが、店舗において専門の担当者が新鮮で良質な商品を選んで届けることにより、消費者に安心感を与えリピーターを増やす努力をしている。
 オークワのキャッチコピーは「パソコンで、メッサがお家にやってくる」。お店の方から来てくれるという発想だ。

  【全国に広がる】
 他社に先駆け2000年5月から始めた西友は、現在会員数約11万人。約4000品目の商品を扱う。次いでイオングループ、イトーヨーカ堂も開始。大阪で「楽楽マーケット」を展開しているイズミヤは、兵庫県にも開設準備中、和歌山市内への参入も計画中だ。
 もともと「御用聞き」が家庭を訪問し、注文取りや配送、請求、回収を行っていたこともあり、「店に行かなくても商品を届けてくれる」サービスに対して、理解も期待も大きい。ネットスーパーは、インターネットの画面から注文するだけの違いで、御用聞きシステムと同じだ。
 三重県のスーパーサンシは、御用聞きのノウハウをとことん追及したシステムを古くから構築している。また生協も現在の一週間に一度の配達から、即日配達も計画中。

 【今後の予測】
 ちょっとした空き時間に注文したい人やパソコンを立ち上げる余裕のない人を中心に携帯から注文する利用者も急増している。
 関係者は認知度をどう上げていくかに知恵を絞る。一度経験した利用者のリピート率は高いが、新規顧客をどう増やすかが課題といえる。TVや電話など、シニアが楽に使える注文ツールの開発が待たれる。
 ネットショップ中心の生活がそこまで来ている。実店舗に行かなくても、ネットショップで生活できる環境が出来上がると、今後は実店舗が減り、今まで買い物に費やした時間を家族や友人、趣味に充てるライフスタイルがすぐ訪れる気がする。

08・10・31日付け
[PR]
by mako0491 | 2008-10-31 10:29 | アタマ記事