おいでらよ★紀州
2016年 12月 15日
紀州広める、あの手この手で
住民主体で行政をも動かす
「紀州★ひろげ隊」って、ご存知ですか?今回は新年企画のPRなども兼ねて「紀州★ひろげ隊」の具体的な活動を振り返りながら、民間の有志の活動が行政を動かしている成果についてレポートしてみました。(西川 福美)
海と温泉に憧れて、白浜に、週末3日間だけのカフェを始めて、13年。当初は自宅の大阪と白浜を毎週、往復していました。カフェ営業のおかげで沢山の出会いから友達や仲間が出来、この大好きな土地で骨を埋める決心で、7年後に白浜住民になりました。
14年前、突然の夫の他界で生きる気力も無くしていた日々がうそのような毎日です。元気になった恩返しをしたいと思って始めたのが沖縄の楽器三線(さんしん)でした。仲間を募り、「三線ちゅら会」が誕生。地域の活性化や観光のためのライブ活動です。そして、県道沿いの花植え美化運動活動。FM TANABEの番組担当パーソナリティー。毎日がフル回転しています。
そして、ひょんなことがきっかけで、大好きなこの紀州を全国に広げる活動に、賛同した有志で 「紀州★ひろげ隊」を結成したのが2015年6月です。
補助金を活用しないで、資金ゼロの無計画なまま、第一弾の企画は、日本一の紀州の梅干をもっと宣伝して、全国からこの紀州にきてもらおう!をスローガンにイベントを開催しました。人生初の梅干ソングのCDを製作、PR活動。メンバーには梅干関係者は誰一人いなく、闇雲の活動でしたが・・・
第二弾は、紀州の魅力をもっと発信して、今までにないバスツアーで紀州の魅力ある思い出の旅を計画。新役員5人で企画した「おいでらよ★紀州」の誕生です。
住民が立ち上がったことで、一番の理解者である白浜の井澗誠町長が応援協力してくれています。
今年6月に第一回目のバスツアーを開催。急ピッチでの案内チラシの製作、協賛依頼、チラシの配布活動、参加者集めが一番大変でしたが、ユニークなプランが完成しました。
マイクロバスを貸し切り、穴場などを案内。お昼にはゲームや自己紹介などのランチ宴会と交流がメインです。いつもと違う新鮮な日帰りの旅になり、喜んでもらえました。
白浜駅での発着には、井澗町長の挨拶があり、周参見からは中嶋町会議員が周参見の大漁旗を振ってバスを見送り、全員が大喜びでした。
第二回目は中辺路編で、田辺市の後援も認可されて、役場の観光課スタッフが出発前に観光資料を全員に渡しました。住民が、行政を動かす。そんな、私達ひろげ隊の地道な活動ですが、最近は、いろんな方達がチラシ配布協力の申し出をしてくれています。
・他県のヒトとの交流
すでに、東京、大阪、奈良、滋賀県と他県からの参加予約も入ってきています。地元の方達との楽しい交流がこの新年会の狙いです。最大40名の参加を受け付け、フェイスブックには 紀州★ひろげ隊のコーナーもあります。
町をよくするには、地元住民が先頭を走り、行政を動かすというのが理想ではないでしょうか。そのためにも頑張っていくつもりです。