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わかやま新報女性面 (月一回金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

新しい気持ちで描く女性群像

2015・1月9日掲載

自身の紆余曲折の人生投影させて

 歳をとってからの一年は長いようで短い。自身の昨年の大きな出来事は4月三男の就職、10月二男の結婚、12月長男の失業。そうそう7月に人生7度目の引越をした。
 
 息子たちについては、それぞれ気にもかかるし心配でもある―親は心配する生き物だ―と誰かが言ってたから、何があってもどんな状況であっても心配はするだろう。けれど、どこかで心配していない自分もいる。
 
 心配したところで何が変わるわけでもないし、常に親の力が必要な歳ではない。助けを求めてきた時に、いつでも応えられるよう心しておくだけか。
 
 そして自分の転居だが、昨年5月に急に話が持ち上がり、気がつけば和歌山から神戸に移っていた。今までの人間関係から離れてしまうのではなく、それにプラスして新しい世界を作っている。
 
 アグレッシブ?ノマド?そんなかっこいいものではなく、深く考えることなく、流れのままに、勢いのなかで動いてきているだけのこと。
 
 ところで、シングルマザーが経済的に困窮し、助けを求めるすべを知らずにギリギリのところで病院に運び込まれたというのをTVで目にした。

 現在の日本社会は、子育てをしながら働く女性に対して厳しい環境にあるのは明白な事実。一人で一家を支えるのは並大抵のことではない。

 末の息子が高校一年の時に離婚した。昼夜働き貧しさゆえに心がすさんだことを思い出す。私には幸い助けてくれる親がいた。どんなに感謝してもしきれない。そして今、パートナーにも恵まれた。

 私のように身近に救済者がいるとは限らない。情報収集力の少ない人に微力ながら情報提供していきたい。また元気づくよう、和歌山で活躍する女性を今後も当紙面で紹介していきたい。
                                                (中村 聖代)
by mako0491 | 2015-01-06 01:56 | 女の視点