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わかやま新報女性面 (月一回金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

ぼくのいもうと

6.6掲載
絵本  

    『ぼくのかわいくないいもうと』

    浜田桂子 ポプラ社

      2005年 1296円
    http://tinyurl.com/khlbah2
   対象年齢:年齢に応じた読み方があるようです。
    (読んでもらうには)4歳から
    (自分で読むには)小学生から大人まで ぼくのいもうと_e0171960_1542386.jpg

 <あらすじ>
 主人公は2年生のこうた君。こうた君には1年生の妹がいます。
こうた君に言わせれば、妹は「すごいおしゃべり!すごくでしゃばり!」

 学校では、休み時間になると、「おにいちゃーん」と僕の教室に飛んでくる。僕が課外活動で運動場の近くを通ると、妹は体育の授業中なのに「おにいちゃーん」と手を振る。給食当番でパンを運んでいると、「何してるの~」「がんばれぇー」。

 家に帰ると、妹と部屋が一緒。宿題をしているのに、「おにいちゃ~ん」と、机に乗ってきて邪魔をする。
「もういやだ。」

 友達のげんちゃんの妹は「おとなしくてかわいい」。しょうちゃんの弟は「命令をよく聞く」。たけちゃんの姉ちゃんは「優しくて美人」。ひでちゃんの兄ちゃんは「サッカーがうまい」。じゅんちゃんちは「憧れの一人っ子」。

 何で僕だけ不幸なんだ。本当に不幸だ。ついにおたふくかぜになってしまった。
後日、今度は妹がおたふくかぜになった。妹がいないと、学校ではすたすた歩ける。休み時間も静か。静かっていいことだ。

 家では宿題もぐんぐんはかどる。でもーー
  
 * * *
 全身を使って「大好き」を表現する妹と受け止める兄。そっくりで愛らしいですよ♪

                           (浦田ひろみ)
by mako0491 | 2014-06-03 15:48 | 絵本この一冊