絵本ーおじいちゃんが
2013年 11月 06日
10.25絵本
『おじいちゃんがおばけになったわけ』
キム・フォップス オーカソン著 エヴァ エリクソン絵 菱木 晃子訳
あすなろ書房 2005年 1365円
http://tinyurl.com/lmmbevb
対象年齢:年齢に応じた読み方があるようです。
(読んでもらうには)5歳から
(自分で読むには)小学生ごろから大人まで
<あらすじ>
ある日、エリックのおじいちゃんは心臓発作でなくなりました。おじいちゃんが大好きなエリックは悲しくていっぱい泣きました。
ママは「じいじは天使になって天国に行くのよ」。パパは「土になるんだよ」となぐさめます。
その夜、じいじがお化けになってエリックの部屋に現れました。喜ぶエリック。対して、じいじは困り顔。この世に忘れ物がある場合、おばけになるそうです。
二人はじいじが忘れた何かを捜しはじめました。ある夜は、じいじの家。ある夜は街の中を。じいじは様々な事を思い出しました。
小さい頃、兄からお古の自転車をもらった事。ばあちゃんとデートした事。庭で取れたイチゴ。若いころの職場。友達との飲み会。
でも、何か違います。そしてついに、じいじは見つけました。
じいじはエリックに話しかけます。「お前とわしでした事を思い出してごらん」。エリックは思い出します。じいじの庭で落とし穴を掘った事。サッカーで花を台無しにして怒られた事。一緒に作った砂のお城。じいじが歌うおもしろい歌。
さて、じいじが忘れていたものはなんだったんでしょうか。私たちも大きな愛につつまれますよ♪
(浦田ひろみ)
by mako0491
| 2013-11-06 00:29
| 絵本この一冊