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わかやま新報女性面 (月一回金曜日)記事を発信-NPO法人「和歌山コミュニティ情報研究所」の女性スタッフが取材・編集を担当


by mako0491

子供に安全な居場所を


9.27視点

子供と真剣に関わろう 

 現在 青少年による犯罪が増えています。
 そしてその子たちが判決を受け、その診断の多くに、広汎性発達障害、アスペルガー障害と発達障害が取り出されることが多い。(すべての青少年がそのような診断を受けるとは言わない)

 携帯の普及などに伴い、ライン・グリー・モバゲー、またテレビゲーム・・・昔と違い子供たちは、友達同士のかかわりの中での会話ではなく、ゲームの中、携帯の中での画面での会話が中心となり、人と人との関わりを持とうとはしていない。

 電車の中・バスの中・道を歩いていても子供たちは携帯を見つめている。家庭では、親たちは子供と友達のような感覚で接し、昔のように父親の尊厳というのは薄くなっているような気がする。

 家族で食事を一緒にとり、一日の出来事を話し合う。今そのような家庭はどれぐらいあるだろうか・・・

 いい高校に入るため、いい大学に入るため、毎日が塾通い、そこに子供たちにゆとりの心があるだろうか?

 家庭のぬくもりというものがあるだろうか?子供たちの安心できる居場所があるだろうか?子供たちは、そういう家庭の中、社会の中で生きづらさを抱えています。そして問題行動を起こします。

 親・教師・大人の人たちに関わってもらいたいから・自分を認めてもらいたいから・・・
 でもそのような子供たちを学校・社会は面倒だと阻害します。心から関わろうとしません。

 子供たちにとって悪循環の社会をつくろうとしています。発達障害児・者は、そのような環境の中で、社会・学校・私たち大人がつくりあげているのです。

 私たちは、子供たちと真剣に心から関わりを持ち、子供たちが安心できる居場所を作りあげていかなければいけません。

 安心できる居場所・ゆとりある場所 それをつくりあげることが、私たち大人に求められる今後の課題ではないでしょうか?

                             (奥田 久美代)
by mako0491 | 2013-10-01 11:10 | 女の視点